ボランティア/いま注目の活動・団体

あなたの脂肪が地球を救う!メタボランティアのすすめ(3ページ目)

日々、様々なボランティア情報に接しているガイドがキャッチコピーだけで「これは買い!」と、取材にうかがったのが、メタボランティア。メタボ~なあなたの脂肪を燃やして地球を救いましょう!ん?それってどんなボランティアなの?

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

23名が消費した総カロリーは、3450kcal!

ボウリングは遊びのイメージが強いですが、消費エネルギーが1ゲームあたり50kcalと、意外にダイエット効果の高いスポーツなのだそうです。この日参加の23名が3ゲームで消費したカロリーは合計で3450kcal。1kcal=1円として、3450円が参加者から寄付されます。さらに、この日設置された募金箱に1000円が集まりましたので、それと合わせて4450円が寄付されました。

ハンガーフリーワールドは、ガイド記事でも以前紹介しましたが、飢餓のない世界を作ることを目指す国際協力NGOです。食料問題の解決を目指して農業支援nなどを行っています。バングラデシュの子どもたちの食を支援する「ひとつぶ募金」プログラムでは、4円で給食一食分にあてられています。ということは、この日の寄付で1112食分の給食が寄付されることになりますね。

メタボ×飢餓=私の健康=途上国の健康
 

メタボランティアを考案した河野誠二さん。これからも斬新なアイディアで、健康と社会貢献を結びつけてくれそうなお方です

メタボランティアを考案した河野誠二さん。これからも斬新なアイディアで、健康と社会貢献を結びつけてくれそうなお方です

汗をかいて燃やした脂肪が、バングラデシュの子どもたちのカロリーアップにお役立ちできるなんて、なんて楽しい活動! と、ちょっと感激。

そもそも、なぜこういう活動を始めたのでしょうか? 河野さんに聞いてみました。

「メタボな体というと、負のイメージ。途上国の飢餓も負のイメージがありますよね。でもマイナス×マイナスが、プラスになるように、メタボと飢餓を掛け合わせると、社会貢献というプラスの結果になると考え方を変えられるといいなと思うんです。

やせなきゃいけない人は、脂肪のかたまりではなく、社会貢献のかたまりなんですよ。脂肪を減らすと、やせて健康になるだけではなく、途上国の子どもたちの栄養も改善され、健康になる。人から『やせなくてはダメ』と言われても、なかなか実行できませんが、『社会貢献がいっぱいできる余地のあるすばらしい体、痩せると健康になるだけではなく世界もよくなる』と考えて、自ら体を動かしたくなる。そういうしくみを作りたかったんです」
 

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