CS系専門チャンネルとビデオ・オン・デマンドがメイン。
地デジ受信には注意が必要
まず、最初に知っておきたいことは、ひかりTVはCSの専門チャンネルとビデオ・オン・デマンドがメインのメディアであること。現状ではBSデジタル放送についてのサービスを行っていません(公式アナウンスでは準備中)。ひかりTVのホームページを開いてみてください。専門チャンネルやビデオ・オン・デマンドの魅力のアピールが中心で、「地デジ」や「BSデジタル」については、ほとんど触れていません。地デジについては基本プラン内で視聴可能ですが、NTTの「Bフレッツ光」にすでに加入していても、それだけでは受信ができず、新たに「フレッツ 光ネクスト ファミリータイプ・マンションタイプ」に加入し、レンタルチューナー(530円/月)を使用しないと見られない場合もあります。
ひかりTVに加入すると専用チューナーが自宅に送られ、それで放送を見るわけですが、最近のテレビには、このひかりTV受信チューナーが搭載済みの製品があります(東芝レグザ7000/8000系他)。しかし、テレビ内蔵型チューナーでは専門チャンネルしか見られず、地デジは、外付けの専用チューナーを使用しないと見られない場合が多いのです。
もし、あなたが、専門チャンネルに魅力を感じているなら、ひかりTVは魅力です。デジタル録画もちゃんとできます(コピーワンスは一回のみ録画可能。ビデオ・オン・デマンドは録画不可)。
地デジ受信のひとつの解決策だが
導入はしっかり検討してから
もし、立地や電波障害で地デジ受信がうまくできず、そのためにアンテナ受信をあきらめて、有線に切り替えようとお考えなら、お住いの地域のCATVなどを含めて「それぞれ、何が出来て何が必要か」よく比較検討すること。有線放送は例外なく、これまでタダで見ていたものが有料になりますから。これまでも何度も書きましたが、地デジ受信は慌てないこと。もし、テレビがある日見られなくなったら、国民の生活にかかわる大問題じゃないですか。中継局整備やチューナーの無償配布を始め、政府は「その時」までに必ず手を打ってきますから。下にテレビでデジタル放送を見る手段の比較をまとめました。
受信の容易さ 見られる放送の種類 コスト 画質 デジタル録画
アンテナ受信 △~× ◎ ◎ ◎ ◎
CATV ○ ○ △ ○ ○
光テレビ △ △ △ ○ ○
私なりのアドバイスをしておきましょう。テレビ放送全般を幅広くごらんになりたいなら、CATVをお薦めします。専門チャンネルやビデオ・オン・デマンドに興味があるなら、ひかりTVを検討してみるといいでしょう。
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