冬は寒さで基礎代謝があがる!?
パーティーや飲み会などの多い時期は体重増が心配……
基礎代謝は、季節によって変動します。夏は気温が高く、汗をかいて体温を下げるよう調整するため、それほど基礎代謝は上がりません。これに対して、冬は気温が低く、体温を維持しようとしてより多くのエネルギーを使うため、基礎代謝が上がると言われています。鍋物など身体を温めるものを多く食べることも一因のようです。
冬は服装を少しだけ薄着にすることで、身体が体温を奪われないよう働くため、基礎代謝が上がります。ただし身体が冷えすぎて血流が悪くなると、むくみなどの原因になることも。やせたいからと薄着にすればよいというものではないので注意が必要。やはり年末年始の体重増加を止めるのは、上手な運動習慣です。
忙しい年末年始にオススメ! 飲み会前の簡単運動
寒い日も姿勢を正して颯爽と歩きましょう!
注目したい部位はふくらはぎ。ふくらはぎは第二の心臓ともいわれ、この筋肉を積極的に動かすことは基礎代謝UPのみならず末端の血流を改善し、冷え性対策にも非常に有効。階段を歩くときに少し踵を浮かせてつま先歩きをするだけで、立派なトレーニングになります。電車の中で吊皮を持った状態で同じようにつま先立ちすることもふくらはぎを刺激します。ただしバランスを崩しやすいので、無理せず自分の体力に合わせて行うようにしましょう。
またこの時期は寒さのせいで、背中が丸まった状態でコートのポケットに手を入れて歩くといった姿勢になってしまいがちです。そんな姿勢を少しでも改善し、背筋をピンと伸ばした状態で歩くことを意識してみましょう。移動する時間を有酸素運動にすると思えば、両手をポケットから出して軽く腕を振りながら歩くようになるのではないでしょうか。
布団の上でできる基礎代謝UPストレッチ
飲み過ぎ、食べ過ぎが続いてしまうと身体が重く、運動することが億劫になりがち。そんな究極のものぐささんでもできる布団の上でのストレッチ運動で、身体をしっかり刺激して基礎代謝をあげましょう。朝晩布団の上で行うだけでも、筋肉の柔軟性がよくなり、血流UP、冷え性対策にも効果があります。- 布団の上で背伸びをする。手足をめいっぱい伸ばしてみましょう
- 寝転んだまま足をクロスさせて身体を捻ります
- 腕を抱えて肩周辺部をストレッチ
- 横向きで足を抱えて太ももの前を伸ばします
寝正月派の人はテレビをタイムキーパー代わりに
リラックスタイムも意識を変えれば運動タイムに
通常のコマーシャル1本15秒を利用して、15秒ごとにいろんな部位をストレッチしてみましょう。息を止めずにゆっくりと吐きながら行うようにすると、筋肉がゆっくりと伸ばされ、肩こりや腰痛改善にもつながります。ストレッチだけでは物足りないという人は、ぽっこりお腹予防に15秒単位で腹筋トレーニングを行ってみましょう。途中で捻り動作を入れることでより体幹が引き締まります。
年末年始は季節の基礎代謝UPをうまく利用して、体重管理、体調管理。上手に運動を取り入れて、楽しく健康的な新年を迎えましょう!