金沢のおすすめミュージアムショップ・グッズ
上品なデザインのグッズやはじけた感性をもったグッズなど、思わず手に入れたくなるものが目白押しです(価格や品揃えは2010年12月現在のものです)。竹久夢二の感性が光るグッズ
取り揃えられたアイテムから、紹介されている人物のすごさが改めてわかるショップがあります。美人画で有名な竹久夢二を紹介している金沢湯涌夢二館のミュージアムショップです。夢二は明治末から昭和初期において、画家、詩人、デザイナーなど幅広いジャンルで活躍した「大正ロマン」の代名詞のような人物です。
夢二館スタッフのおすすめは「セノオ楽譜」のひとつ『子守唄「金乃鳥」』(夢二館所蔵)の表紙の復刻版です。「セノオ楽譜」は楽曲の詳しい解説だけではなく、表紙のイラストや題字にも凝っていて、夢二も数多く手がけています。商品は地元の作家が作ったシルクスクリーンで、経年変化を考慮した古色版と普通のものがあります(3800円・額縁付きは6000円 限定初版20部)。
美人画が有名な夢二ですが、こうした子供向けのイラストも手掛けていました。
こちらは「お伽の国めぐりすごろく」(夢二館所蔵)の複製商品(500円)。カチカチ山やスズメのお宿からサンタクロースまで、楽しいイラストと文章がすごろく紙面を埋め尽くしています。夢二は子連れで旅をするなど、子供の世話もしていたまさにイクメンで、子供向けの作品もあるのです。さらに、注目したいのは右下の発行年月日。大正16年!になっているのです。
夢二館では地元の作家や素材にもこだわっています。こちらのブックカバーは、地元の作家が夢二をイメージしてデザインしたもので能登の和紙を使用しています。ブックカバーをかけると、それだけで特別な本に変身してしまう不思議さがあるようです。しおりが付いているのもうれしいです。(藍色1000円 自然色500円)
一方、人気なのは、絵葉書(1枚100円・セットなどもあり)や、ぽち袋(3枚265円)。夢二のデザイン画や美人画に魅かれてつい何種類も買ってしまいそうな商品です。
■ 金沢湯涌夢二館
竹久夢二の肉筆画をはじめ、木版画、リトグラフなど約1300点所蔵。その他、帯や手ぬぐいなどの遺品や手紙など、夢二の人柄がわかる品を展示。夢二が恋人と過ごした温泉地・湯涌に所在。
住所:金沢市湯涌町イ144-1
TEL:076-235-1112
観覧料:300円
開館時間:9:00~17:30(入館は17:00まで)
休館日:展示替期間(年約4回)
アクセス:金沢駅からバスで約45分終点「湯涌温泉」下車徒歩約4分
:北陸自動車道金沢東インター、西インターより約40分、
金沢森本インターより約30分
地図:Yahoo!地図情報
次ページでは、金沢21世紀美術館のグッズを紹介。