ルール2 数字を使って生活を記録
数字で把握することを習慣化。家計は変わってきます。家計簿も楽しくなるかも。
借金総額がわからない、借り入れしている金利を知らない、いくらの金利を払えばいいか金額で想像できない、給料からいくら返済しているかわからない、いつ借金の返済が終わるかわからない、こういったことを意識していない傾向があるのです。
そのため、生活にはいくら必要か、収入の中で生活も返済も賄っていけるのかなどを考えなくなっています。
こういう方は簡単でいいので、いくらの収入があり、いくらお金を使って生活しているのかを把握してください。そのためには記録していくことが一番です。金額の狂いを見つけることは目的ではないので、多少は気にしません。自分が継続できる方法で、まずは1か月続けましょう。それだけで家計に少し変化が生まれます。楽しみも見つかるかもしれません。
ルール3 小さな目標をいくつも掲げる
借金をしてきた人は、いつもお金が足りないという思いで生活してきています。お金の使い方に自信がなく、劣等感を持っている方が多いのです。そんな考えを克服したり、お金の使い方を上手に改善していくためには、小さな目標をいくつも持ちましょう。ポイントは「達成可能な目標」です。はじめは5~10個、あげたいですね。目標はお金の事だけでなくてもOKです。家計簿を1か月続ける、でもいいですし、週末はピザを作って食べる、でもいいです。犬の散歩の当番を1か月間毎日するとか、そんなものでも構いません。目標が達成できてくると、満足感、達成感も出るでしょうし、目標作りが上手になります。今でいえば、「子供に10,000円のお年玉をあげる」とか、「ほしがっていた○○をクリスマスにプレゼントする」などでもいいでしょう。お金が絡む目標になると、その分の金額を貯めなくてはいけないという感情が働くので、自然に節約しようとか、その分のお金をよけて生活しようとします。努力が自然とできるようになれば、お金は格別に貯めやすくなります。こうやって自分をコントロールすることをみにつけていくことが大切です。ただし、目標が自分の欲するものばかりになると、あまり意味をなさなくなるので注意しましょう。
これで借金体質の人は変化できる
以上の3つのルールを実践してみると、収入で生活していけるように変化していくことができます。借金整理をしてこれからはお金を借りられないけれど、生活は大丈夫かしら?という心配がなくなります。借金はそう大きな問題ではないけれど、お金を貯めたことがなくて、という方にも効果のある方法です。借金整理だけではお金の問題は解決しきれず、一時しのぎになってしまいます。将来的に同じ問題が起きないように、しっかりと家計も改善しておきましょう。家計再生コンサルタントとしての願いでもあります。