双子ちゃんのベビーカーはさまざま。先日行われたママフェス2010にて。
双子や年の近い兄弟をお持ちの方に不可欠な、二人乗り用ベビーカー。これまでは選択肢が限られてきた二人乗り用ベビーカー、人気の商品はマクラーレンやエアバギーなど双子向けに開発された商品がほとんどでした。しかし今では、海外ブランドから異年齢に対応するような商品も登場するなど、ずいぶん種類も豊富になってきました。腰がすわり始めた頃から使える商品を中心に、二人乗り用ベビーカーをご紹介します。
phil&teds(フィルアンドテッズ)のベビーカー
独特の外観が人目を引く
都市部を中心に流行の兆しを見せているベビーカーといえば、フィルアンドテッズです。その魅力はなんと言っても斬新なデザイン。やや互い違いになる感じで兄弟が乗っている様子は、迫力抜群です。でも、人気を裏打ちしているのはデザインの裏に隠された、高い機能性。一人乗りでも二人乗りでも使えるフレキシブルな使い勝手が、二人以上の子供がいる方から支持を集めています。
フィルアンドテッズの販売店のひとつ、Baby to dateさんでお話を伺ってみました。
新生児から6歳まで乗れる、フィルアンドテッズ
前から見ると、まるで2階建てベビーカー
フィルアンドテッズはニュージーランド発のベビーカーブランドで、新生児から6歳まで乗れるロングユース設計。3輪タイプなので外観上の圧迫感が少なく、さらにエアタイヤを採用しているため乗り心地も最高です。
一番の特長である2つのシートは、メインのシートに着脱可能なサブシート(ダブルキット)を付属している設計で、ダブルキットをメインシートの前後に付け替えることで子供の成長に対応した使い方ができます。
メインシートはフルフラットになるので新生児もOK。別売りのコクーンなどを合わせるとさらに快適性がアップする
例えばメインシートのみを使用すれば、リクライニング角度によって新生児から4歳まで対応。ダブルキットをメインシートの前部に取り付けると、新生児(メインシート)+生後6ヶ月~体重15kgまでの赤ちゃん(ダブルキット)を乗せることができます。さらにダブルキットをメインシートの後部に取り付けると、前座席25kg、後座席15kgまでの子供を乗せられるようになります。ダブルキットの着脱もとても簡単。EN1888(ヨーロッパの安全基準)やASTM(アメリカの安全基準)、AS/NZS2088;2000(豪州、ニュージーランドの安全基準)をバスしているので、安全性も問題ありません。
また、前後に子どもを乗せるため、横幅が狭く広めの改札であれば通れること、子供の体重差による操作性への影響を受けにくいことも大きな特長です。
最新モデル「explorer(エクスプローラー)」
カラーは全4色。いずれもソリッドなカラーデザイン
フィルアンドテッズの最新モデルが「エクスプローラー」です。従来のメインモデル「スポーツ」の後継モデルにあたり、折りたたみ機能やフットブレーキの操作性が向上し、メインシートの形状などもより快適性の高い設計になっています。ダブルキットを取り付けたまま折りたたむことはできませんが、片手で折りたためるのは便利です。また、メインシートのリクライニングは後部のストラップで無段階に調節できます。
フィルアンドテッズ エクスプローラー
標準サイズ:W620×D950mm(ダブルキット装着時は1125mm)×H1110mm(折りたたみ時:W620×D350×H850mm)
重量:13kg
対象年齢:新生児~6歳(体重25kg)まで
機能:無段階リクライニングなど
価格:8万3475円(本体のみ)、9万9750円(ダブルキットのセット価格)
後部座席をつけたまま折りたためる「Vibe(バイブ)」
アルミフレームの質感が生かされたデザイン
アルミフレームを使用し、よりスタイリッシュなデザインのモデルが「バイブ」です。タイヤのストッパーはハンドルについているので、サンダルを履いているときでも楽に操作できます。バイブの最も大きな特長は、ダブルキットを取り付けたまま折りたためること。折りたたみは両手を使わないと難しいのですが、2シーターの状態で折りたためるのは大きなアドバンテージです。なお、バイブの対象年齢は新生児から5歳までです。
フィルアンドテッズ バイブ
標準サイズ:W640×D1130mm×H1120mm(折りたたみ時:W640×D300×H870mm)
重量:13kg
対象年齢:新生児~5歳(体重25kg)まで
機能:無段階リクライニング、ウォッシャブル&ウォータープルーフシートなど
価格:17万9550円(ダブルキットのセット価格)
問合せ:Baby to date
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