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『保障と貯蓄は別々』が増えているのは何故!?(2ページ目)

保障と貯蓄は一緒にした方が良いのか、別々にした方が良いのか、度々議論になるとことの多いテーマですが、最近は保障と貯蓄を別々にする傾向があるようです。何故なのでしょうか?

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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保障と貯蓄を一緒にすると保険料負担が軽くなる!?

保障と貯蓄を一緒にするとメリットがあるのね

保障と貯蓄を一緒にするとメリットがあるのね

保障と貯蓄を一緒にすることの最大のメリットは、結果として保障を得るための保険料負担が軽くなることが多いことです。

例えば
【例1】30歳/入院給付金日額1万円等の医療保険に加入/保障が必要な期間60歳まで

保障と貯蓄を別々(保険は掛捨ての保険)
保障期間60歳まで、保険料払込期間60歳までの定期医療保険に加入で保険料合計約130万円

保障と貯蓄を一緒(貯蓄性のある保険)
保障期間終身、保険料払込期間60歳までの終身医療保険に加入で保険料合計は約330万円、60歳の時に解約することで返戻金が約240万円

つまり、保障と貯蓄が別々だと保障部分で約130万円負担しなければならないのに対し、一緒にすると月々の保険料は大きいものの、貯蓄性のある医療保険に加入したことで実質負担を90万円と約2/3に抑えることができます。

【例2】30歳/1000万円の死亡保険に加入/保障が必要な期間60歳まで

保障と貯蓄を別々(保険は掛捨ての保険)
保障期間60歳まで、保険料払込期間60歳までの定期保険に加入で保険料合計約140万円

保障と貯蓄を一緒(貯蓄性のある保険)
保障期間終身、保険料払込期間60歳までの終身保険に加入で保険料合計は約600万円、60歳の時に解約することで返戻金が約720万円

つまり、保障と貯蓄が別々だと保障部分で約140万円負担しなければならないのに対し、一緒にすると月々の保険料負担は大きいものの終身保険に加入したことで約120万円増えてくれます。その差は約260万円と大きいです。保険以外でお金をこれだけ増やすことができるでしょうか?

上記の例はともに30年後に解約した場合であり、死亡した場合や期間、商品等の設定次第では異なる結果になることもありますが、保障と貯蓄を一緒にすることにメリットを感じる人も多いはずです。

ところが、最近は保障と貯蓄を一緒にしないケースが増えてきているようなのです。

 『保障と貯蓄は別々』が増えているのは何故!? 
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