「合鍵」管理の重要性
帰宅後の鍵の置き場は?
また、集合郵便受けに合鍵を入れておいたり、植木鉢の下に置いたり、メーターボックスの中に置いておくなどの「置き鍵」は、「どうぞこの鍵を使って我が家に侵入してください」とでもアピールしているようなものです。「置き鍵」は大変危険なので、絶対に避けましょう。「合鍵」による侵入窃盗事件は最初のページのグラフにあるように、422件で全体の約10.7%、1割強となっています。
■「“郵便受け”を“鍵置き場”にしないで!」
■「こんなに危ない『合鍵』の存在」
「無締り」の危険性
建物が「オートロック」だからと、ゴミ出しや郵便を取りに出るとき、コンビニに行くときなどに鍵をかけずに出たら? すぐ戻るから、といえども開け放しているのは、路上と変わりない、誰でも侵入できる状態です。そして実際に鍵をかけずにいて(=無締り状態)、侵入窃盗被害に遭ったのは、最初のページのグラフにあるように1336件で全体の33.8%つまり3件に1件が「無締り」による被害であり、「ガラス破り」1496件37.9%で5件に2件弱に迫る勢いです。鍵だ錠前だというより以前に、鍵をかけないのでは話になりません。■「若者よ!オートロックを過信してはいけない」
■カギは命を守るカギ!婦女暴行魔が狙っている
外出時の鍵の保管に警戒
女性の自宅の鍵を職場のロッカーから盗み出して合鍵を作り、深夜侵入して殺害したという事件もありました。在宅中に侵入されたら身の危険も伴います。不在のときでも見知らぬ誰かに侵入されるということは、被害の多寡によらず精神的ダメージを負います。外出時の鍵の保管にも警戒が必要です。住まいを金庫のように考える
自宅という住まいは、自分と家族の命と財産を守る大切な場所です。鍵は常時かかっているのが当たり前で、出入りのときだけ開ける、という「我が家は金庫」という発想を持ちましょう。「安全で信頼のおける鍵と錠」そして、「日ごろからの心がけ」が住まいの安全を確かなものにするのです。
なお、これから年末に向けて大掃除のシーズンですが、この機会にぜひ、玄関ドアの鍵穴のお手入れもしましょう。
■「使ってはいけない潤滑油とカギのお手入れ法」