収納

みんな困ってる食器収納をパっ!と解決(4ページ目)

同じ食器ばかり使ってる。食器が欠ける、割れる。これ、みんな「たくさんしまいたい」気持ちに負けた収納のせい。あれもこれも持っていたい、しまいたいジレンマを今すぐ解決しましょう!

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

ダイニングのそばにもしまう

飾り棚でも使えるコの字ラックは、透明のアクリル製がオススメ(無印良品にあります。画像内の物はグレイ)
銘々皿、カトラリー、グラス、コーヒーカップなど盛り付けに使わない食器は、キッチンにあるよりもむしろダイニング脇にあるほうが重宝。さらに、特別な日のための食器や来客用の大皿や予備の食器も、キッチン内でなくてもいいはずです。

住まいの間取りにもよりますが、キッチンの限られたスペースを快適な場所にするためにも、食器はキッチンと食堂・居間の2カ所に分けるほうが合理的で使いやすい場合が多いことでしょう。
たとえばキッチンとダイニングの間にカウンターがある間取りなら、そのカウンター下が食器の収納場所としてちょうどよい場所です。

そして食器をダイニングにしまうとなると、見た目のことも気になってきます。
見せたい食器はガラス戸のついた棚に並べて、それ以外は扉を閉めたら見えないようにするといいでしょう。こうした配慮は、オープンタイプのキッチンでも同様です。
見せる部分と隠す部分のメリハリをつけることで、その家らしさが部屋の雰囲気に加わります。

また、ダイニングに食器棚があると違った効果が期待できることも。
食卓のセッティングをする際に、お子さんに取り皿やお箸を並べる役目を担ってもらいやすくなります。
その場合には、お子さんの背の高さにあわせて食器を出し入れしやすい位置を決めたり、両手で持てるように食器の両脇に充分なスペースを空けるといった気配りをすることで、収納に自然とゆとりが生まれるはず。
さらに、食べ終わった食器をキッチンへ運ぶことと、洗った食器は元の場所に戻す作業までが役目と教えてあげれば、良い習慣が身につくことでしょう。

家族の健康管理に欠かせないのが食生活。そして、家族の絆を深めるためにも食卓を囲む場面に食器は欠かせません。
そして食器は実用品ですが、愛用品であり鑑賞品でもあります。
しまう場面に応じて実用的に収納したり、眺めたり愛でるために並べたり、暮らしを豊かに彩るために収納にも工夫をしたいものです。

さて建前は分かったけれど、たくさんしまいたいのが本音ではありませんか?
でもちょっと辛抱。出し入れのしやすさ、選びやすさを優先した収納の良さを、まずは実感してください。 しまい直してすっきりとした食器収納を数日間続けてみてから、別の箱に移した食器の行く末を考えても遅くはありません。 意識を変えた方がいいのか、やはりこれまで通りがいいのか....?しばらくは自分と対話してみてはいかがでしょう。

▼関連リンク
キッチンから始める「すっきりライフ」の秘訣はコレ! 【All About 収納】
食器のしまい方は基本に忠実!でいきましょう。 
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