収納

収納で片付いて見える部屋・見えない部屋

家具の置き方次第で部屋の印象が大きく変わります。片づけているのに雑然!片づけてないのにスッキリ!この違いは歴然です。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

同じ部屋の広さと持ち物でも、家具の置き方次第できちんとして見えることも、雑然とした印象を与えてしまうこともあります。おまけに家具の置き方で部屋の居心地まで左右されてしまうとあっては、大きな損失です。そこで6畳の部屋をサンプルとして、間取り図を使ってその違いを説明していきます。


これ以上の家具は置かない

○畳という表現は、私たち日本人にとってとても便利な単位です。広さ○平方メートルと言われるよりも、畳○枚分ならこのくらいの広さであろうという、誰もが共通に空間イメージを抱くことができます。たとえ畳敷きではない部屋であっても、おおよそ2.7.mと3.6mの長方形の形だと見当がつくはずです。

収納家具に扉がついていると、それだけで片づいて見えます
その6畳間にひとり暮らし、あるいは家族と同居する場合の部屋であることを仮定して、これから間取り図を使って解説していきますが、それに先だって、まずそこでの過ごし方として、寝る、食事する、テレビを観る、音楽を聴く、ゲームをする、PCを使う、本を読む、着替える、化粧をする、友人を招くことを想定しています。
  • 生活用品や本などをしまう棚……幅90cm×奥行35cm×高さ180cm
  • テレビやDVDデッキ、ゲーム機などを置く棚……幅100cm×奥行35cm×高さ50cm
  • 机あるいは化粧台……幅90cm×奥行60cm×高さ70cm
  • ベッド……幅100cm×長さ200cm×高さ45cm
  • ベッドと一緒に使える小物をしまう棚……幅100cm×奥行き30cm×高さ60cm
  • テーブル……直径60cm×高さ40cm

6畳という部屋の広さで置ける家具は、以上のようなものが限界です。ここで示した家具の大きさと点数を上回ってしまうと、それだけで窮屈な部屋になりますので、いつも整理整頓と掃除を心掛けておかないと、雑然とした印象になります。反対に家具の分量が少ない場合は、殺風景にならないような色の配分や飾り方でインテリアを愉しむことができます。

では、次に家具の置き方のサンプルをご紹介しましょう。

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