収納

収納で片付いて見える部屋・見えない部屋(2ページ目)

家具の置き方次第で部屋の印象が大きく変わります。片づけているのに雑然!片づけてないのにスッキリ!この違いは歴然です。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

過ごし方と見え方を計算する

部屋の扉近くに背の高い家具、奥に背の低い家具を置くと、それだけで部屋に広々感が生まれます
今回はよくありあそうな部屋の形として、図の上には窓と、下には部屋の扉、その脇にクローゼットがあることを想定しています。まず最初に紹介する例は、左壁に沿って収納家具とデスク、右壁に沿ってベッドと棚をくレイアウトです。結論としては、最も片づいてみえる置き方が右図のようになります。その理由は下記の通りです。
  • 背の高い棚を扉の左脇に置くと、家具による圧迫感がない
  • 背の高い家具と低い家具を隣り合わせに並べると、一つの家具に見える(この場合、奥行きが同じであることと色素材が同じ家具であることがポイント)
  • 過ごし方を考えて家具の置き方を決めると、空間に秩序が生まれる(右図のピンクで囲った部分は、デスクに向かうコーナー、くつろぐコーナー、身支度をするコーナーに相応しいスペースをとっている)
  • 部屋に入ったときに見通しがいい(青線で示した範囲と薄い黄色部分が、部屋の広がりとして意識される)
  • 人が移動する動線、視界を遮る家具がないので、広く感じる
このように家具を配置すると、家具同士の関係に秩序が生まれます。また、その秩序が過ごし方と一致しているので、居心地の良さにつながるのです。家具の置き方が整理されていることによって、出したままのモノが目につくので、片づけドキが分かりやすくなります。そして、凹凸が少ないため掃除もがしやすいので、清潔な部屋をキープできるのです。

さて、反対に家具の置き方で雑然として見えるケースとは?

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