単行本千冊の本棚
書庫を計画する際には、本の総量を把握して構造計画をしてもらいましょう。○トンという単位になることもあります
ここでは仮に、本を好きな人が単行本を千冊所有していたら、本棚はどのくらい必要とするのか? そこから話を始めていきます。ではさっそく、単行本千冊が必要とする棚の長さを計算しましょう。単行本1冊の厚さを3cmと仮定すると、
1000冊×2cm=2000cm
棚の総延長は20mを必要とします。本棚を床から天井まで設けて、8段の棚板に収めることにすると本棚の幅がでます。
2000cm÷8=250cm
幅2.5m×高さ2.4mの本棚があれば単行本千冊が収まることになります。仮に6畳間であれば、短辺の壁一面を本で埋め尽くせば収まるという計算です。ところが、ここでゆゆしい問題が起こります。その問題というのは、さらに計算を進めることによって判明します。