決め手・その3/感度チェック!
空気清浄機は、空気の汚れを察知して自動運転をしてくれます。その感度の決め手となるのが“センサー”です。どのようなセンサーがあるのか、みてみましょう。-
■現状感知センサー
まずは、現在の状況を感知するセンサー。自動運転をするためには、最低限必要なセンサーといえます。
ニオイ センサー |
タバコ臭・ペット臭・生ゴミ臭・料理臭などを感知。汚れセンサーという名称の場合もあり。大半の機種についています。 |
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ホコリ センサー |
ホコリによる空気の汚れを感知。こちらも大半の機種についています。 |
アレルゲン センサー |
花粉・ダニの死がいなどアレルゲンに特化したセンサー。メーカーにより名称が異なります。付いている機種が限られてきます。 |
■予測センサー 次にあげるセンサーは、感知するだけでなく、現状から予測して対処するという、やや高度なセンサーです。より高度な自動運転を求める人は、これらのセンサーが付いているかをチェックしてみて下さい。
温度・湿度 センサー |
室内の温度・湿度を感知して、ウィルスやカビ菌の活動しやすい環境を予測してくれます。 |
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ホコリ 予測センサー |
人やペットの動きを感知し、ホコリや花粉が舞うことを事前に予測し、運転を開始します。 |
■学習機能 自動運転をより精度の高いものとするために、さらに賢い機能が登場しています。機械にどこまで求めるのかは、あなた次第です!
パトロール 機能 |
自動運転中に一定時間停止していると、部屋の空気を移動させて汚れていないかパトロールするという機能です。 |
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ホコリ 学習機能 |
今日の汚れを記憶し、翌日は前日の運転開始時間より5分早く動きだすという機能です。 |
決め手・その4/数値チェック!
最後に“数字で解る性能”をみていきます。■運転音 運転時の音をdb(デシベル)で表しています。音が気になる人は要確認です。特に、寝室で一晩中使いたい場合うるさくて眠れないということの無いように、最小値をチェックしましょう。
■本体重量・サイズ 1台をリビングから寝室と持ち運ぶ人も多いのでは?そんな時、重さも重要なチェックポイントです。持ち運びやすさとあわせてチェックしておきましょう。また、置くスペースを考慮して本体サイズを確認しましょう。吸気・排気のためにも回りに余裕がある方が効率がよくなります。
■コスト コストに関する項目は「本体価格・電気代・フィルタ代」の3つ。バランスよくチェックしていきましょう。
□本体価格
新機種ほど性能はアップしていますが、その分やはりは高価になります。高性能機種は市場価格で4~3万円台(2005.1時点)が売れ筋となっています。予算と求める効果をはかりにかけて選んでください。
□電気代
最近の機種なら1日2~3円程度と、かなり省エネになっています。24時間つけたままにするとしても、さほど気にすることはないでしょう。
□フィルタ代
要チェックなのが、この「フィルタ代」です。大半の機種でフィルタの交換が必要となります。空気清浄機はフィルタの性能が命です。機種により様々ですが、5,000~9,000円程度と高価です。交換しなくてはならない【フィルタの種類・価格・寿命】を確認することを忘れずに!
以上のように、空気清浄機の性能はいくつかの要素の相乗効果によって決定します。また「花粉をメインに!」「とにかく脱臭したい」など、求める性能によって選ぶ機種は異なってくるものです。買う機種を決める時には、上記の項目を入念にチェックしつつ、自分のこだわり度と照らし合わせて検討してみて下さい。カタログで候補機種が絞れたら、販売店で現物確認といきましょう!
【参考INDEX】空気清浄機
【参考記事】花粉症対策にオススメの空気清浄機・2006冬