SUBARU(スバル)/フォレスター

“スバル味”濃いめのSTIフォレスターtS(2ページ目)

マイナーチェンジしたフォレスターの「S-エディション」(2.5リッターターボ)と、インプレッサWRXの4ドアモデルに試乗したら「あれれれ?」と思った。今までのスバル車と乗り味が大きく違うのだ。スバル車の面白さは「コントロール領域の広さ」にあったと考える。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

「スバルらしさ」が楽しめる伏兵

フォレスター

赤ステッチの入ったアルカンターラ本革シートや本革巻ステアリングホイールなど、多くの専用パーツをおごる


東京・三鷹にあるSTIを出て中央道に乗ると、あらま! S-エディションよりマイルドな乗り味だったりして。STIで作ったクルマということで硬い足回りをイメージしていたのだけれど、そんなことない。もちろんフワフワということでなく、サスペンションがキチンと動いている感じ。

実際、ベースとなるS-エディションと異なる部品の大半は、サスペンション/車体関係。動いて欲しくない部分は硬く。滑らかに動いて欲しいアーム類は滑らかに動くように、というコンセプトで統一されている。コーナーでハンドルを切り込んでいくと、妙に突っ張るのではなくジワッと反応するワケ。

フォレスター

2.5リッターターボの水平対向エンジン。最高出力263ps(193kW)/6000rpm、最大トルク35.4kg-m(347Nm)/2800~4800rpmを発揮する


それでいてコーナリングも存分に楽しめます。どの速度域で走っても面白い、と言い換えても良い。楽しかった頃のスバル車の方向性を正常進化させた乗り味というイメージ。こういった足回りならスタッドレスタイヤで雪道を走っても自由自在にコントロール出来るだろう。

エンジン関係は標準と同じながら、2.5リッターターボなので使い切れないくらいのパワーを持つ。中回転域で水平対向特有のビートを響かせるSTI製のマフラーが付いているため(法規対応なので案外静か)、これまた楽しい。価格は362万2500円。300台の限定です。
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