気になる香港の治安

九龍のネオンサイン

夜の街は賑やかで比較的安全

香港映画や、ハリウッド映画でさえも、「香港」が出てくるシーンは必ずといっていいほど黒社会の銃撃や道端でカンフーまじりのケンカをしているものですが、でもこれは映画の中に限ってのこと。実際の香港はとても安全なところなのです。ですがそれでも、油断も禁物。こちらではよくある小さな犯罪の手口を紹介しましょう。

香港でのスリの手口

一番ありがちなトラブルが、混んでいるストリートマーケットなどでのスリ。特に観光客が多く集まる「女人街」は要注意。基本的に観光客が集まるところは、スリも集まりやすいのです。つい買い物に熱中しすぎたり、キョロキョロしていると、かばんや財布への注意力がダウンしてしまいます。ビクトリアピークからの100万ドルの夜景観賞中も気をつけて。

MTRの駅

切符を買う時も身の回りのものに気をつけて

セントラルやチムサーチョイのMTRのエスカレーターも気をつけたい場所。降りる直前で、目の前の人が何か落としたら当然拾ってあげますよね。ですが、これは人の親切心を利用したタチの悪い手口です。前の人と後ろの人がグルになっていて、拾ってあげている隙に後ろの人の手がカバンにスルスルと伸びて財布を盗むというもの。ガイドはこの手口で財布を盗まれた人を2人知っているほど、よくある軽犯罪なのです。

空港は何となく気持ちが引き締まっていますが、香港から中国やマカオへ行く場合の電車の駅やフェリーターミナルも周囲の動きに敏感に! あなたのパスポートが狙われているかもしれませんよ。

 

置き引き

席取りにかばんを置いたり、荷物が大きいからと、外に置いて店内に入ったり……これらは盗ってくださいと言っているような行為です。自分のモノは常に手の届くところにおいて、自分の手で守りましょう。

買い物するときの注意点

日本人旅行者はあまり魅力を感じない電化製品ですが、欧米人の「香港で買いたいものナンバー1」に輝くのはカメラや携帯電話など。なので観光客が多いチムサーチョイに並ぶ個人のお店は要注意。法外な値段がついているうえに、ホテルの部屋に戻って箱を開けると違う商品(安いものは古いモデルのもの)が入っていたなどのトラブルが……取り換えに行っても、そんなことはない、証拠がないなどで泣き寝入りする場合も多いそう。これらは新聞の記事にもなることもあるほど、大きな問題になっています。

「ニセモノ」の客引きは無視

ネーザンロードを歩いていると「ニセモノ」「トケイ」「かばん」などと耳元でささやかれます。それに「安い」なんて言われると、誘惑の甘いささやきに聞こえることも……!? ですが、ここでははっきりした態度をとらないと、カタログを広げ出し、見るだけでいいからとビルの一角に連れていかれます。そして見るだけ、のはずが高額で買わされるはめに……こんなときは、たとえ一瞬魅力的に思えても、きちんと「ノー!」と伝え、無視するに限ります。
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。