そもそも、“良い”バッテリーとは?
日産が推し進めるエンジン車に最適な次世代環境技術「PURE DRIVE」の第三弾となるフーガ・ハイブリッド。ちなみに、第一弾はアイドリングストップ機能を搭載したマーチ、第二弾はクリーンディーゼルエンジンを搭載さいたエクストレイルだ
トヨタに遅れること13年! やっと日産もハイブリッド車を発表した。正確に言えば2000年にティーノのハイブリッドを出したものの、100台限定の試験販売。2006年発売のアルティマ・ハイブリッドはシステムだけでなくブレーキの制御ソフトまでトヨタの技術です。
果たして13年間の遅れを取り戻せただろうか? それともホンダの如くトヨタに遠く及ばないか? 結論から書くと「少なくともライバル車となるクラウン・ハイブリッドに追いつき、もしかしたら少し抜いた」かもしれない。19km/Lという10・15モード燃費だけ見ても凄い!
価格は「フーガ ハイブリッド」が577万5000円、後席パワーリクライニングシートやリヤセンターアームレスト内蔵コントロールスイッチ、リヤ電動サンシェードなどの専用装備を備える「フーガ ハイブリッド VIPパッケージ」が630万円となる
クラウン・ハイブリッドの10・15モード燃費15.8km/Lより25%以上良いのだから。言うまでもなくハイブリッドの性能=燃費。ホンダのハイブリッドの評価が低いのも、燃費でトヨタに届かないためである。クラウンvsフーガのハイブリッド対決は、明らかにフーガ優勢である。
なぜフーガ・ハイブリッドの方が良い燃費なのだろう。こらもう簡単。バッテリー性能の違いだ。フーガ・ハイブリッドに搭載されている電池はリーフ用のリチウムイオン電池をベースとしており、クラウン・ハイブリッドのニッケル水素電池より圧倒的に高い性能を持つ。
ここで言う「性能」とは電池の容量じゃなく、充放電性能を示す。日産の電池のスペックを見ると、最高出力が50kW。馬力にして68馬力を引き出せる。一方、クラウン・ハイブリッドの場合、電池の最高出力は36kW(49馬力)。しかも数秒という非常に短い時間のみ。