セレナのハイブリッドモデルが登場

ミニバンのベストセラーである日産セレナがマイナーチェンジを行った。最も大きな改良ポイントは最廉価グレードを除き、全て簡易式ハイブリッドを採用。燃費を改善させてきたことにある。どんなシステムのハイブリッドなのだろうか? 以下、じっくり紹介してみたい。
中型ミニバンの中でも人気のセレナのハイブリッドモデル「セレナundefinedS-HYBRID」

中型ミニバンの中でも人気のセレナのハイブリッドモデル「セレナ S-HYBRID」


ハイブリッドと言えば「モーターだけで発進できるトヨタ式」と「エンジンパワーのアシストを行うホンダ式」が主流。トヨタ式はプリウス級で82馬力という強力なモーターを組み合わせ、ハッキリと電気の存在を感じさせる。ホンダ式だとフィットHVで約14馬力。文字通り「補助」だ。

ECOモーター(Energy Control Motor)搭載の新エンジン

ECOモーター(Energy Control Motor)搭載の新エンジン。ECOモーターは、エンジンを始動したり、アシストする役割と、必要に応じて発電を行う役割を持つ

セレナHVのモーターはというと、エンジン出力147馬力に対し、2.4馬力。24馬力じゃなく正真正銘2.4馬力である。エンジン出力のわずか1.4%です。日産によれば「モーターパワーを駆動用に使っています」。未だ試乗していないけれど、モーターの存在など体感できないだろう。

 
どこにモーターを付けたのか? 御存知の通りエンジンにはゴムベルトで駆動する発電機(オルタネーター)がセットされている。あまり知られていないことながら、発電機とモーターは同じ。ベルトで回してやれば発電機になり、外部から電気を送り込んでやるとモーターに変身するのだ。

プリウスの駆動モーターも、ブレーキ時に発電機となります。この特徴を利用し、マイナーチェンジ前のセレナは発電機をアイドルストップから再始動させる時のセルモーターとして使っている。ゴムベルト駆動の発電機を使ってやれば、ギアが噛み合う時の金属音を出さずにエンジン掛けられるという寸法です。