ハイブリッドカー/ハイブリッドカー基礎知識

エスティマハイブリッドの価値とは?

フルモデルチェンジを期待されてのマイナーチェンジだったエスティマ/エスティマハイブリッドだが、アルファードなどにはない流麗なフォルムやハイブリッドに用意される100V・1500Wコンセントなど、独自の機能や魅力があるのは確か。その価値は探る。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

予想外のマイナーチェンジ!?

エスティマハイブリッド・フロント

写真エスティマハイブリッド「アエラス レザーパッケージ」。エスティマハイブリッドの価格は379万~504万7000円。ガソリン車は275万~394万1000円(サイドリフトアップシート車含む)。全長4815×全幅1820×全高1760mm


今年5月にマイナーチェンジを果たしたエスティマ/エスティマハイブリッド。もうかなり前になるが、エスティマハイブリッドを少しだけ長い距離を走ることができたので報告しよう。

3代目となる現行型は、06年1月の登場だからモデルライフで考えればフルモデルチェンジのはずだったが、見送られてしまった。実際に車検が過ぎてアルファードなどに流れたユーザーも多いはずだ。

しかし、エスティマ/エスティマハイブリッドの魅力はタマゴ型の流麗なフォルムで、大型ミニバンの多くが箱型である今では貴重な存在。また、現在のアルファード/ヴェルファイアハイブリッドにはない、100V・1500Wのコンセントがありハイブリッドカーでは唯一となる。


サイドリフトアップシート車も改良

エスティマハイブリッド・リヤビュー

エスティマハイブリッドのリヤのエンブレムがほかのハイブリッドカーと同じようにブルーに変更されている


今回のマイナーチェンジでは、ガソリン車の「アエラス」をよりスポーティにしつつ、クオリティアップも図っているのがニュースで、フロントグリルやバンパー、前後ランプのデザイン変更や新意匠の18インチアルミホイールを用意。また、「G」や「アエラス“レザーパッケージ”」にナノイーやスーパーUVカットガラスを採用するなど、とくにファミリー層にうれしい変更になっている。

また、サイドリフトアップシート装着車の車外にスライドダウンするセカンドシート(左席)がチャイルドシート対応になり、スライド量も増やすことで使い勝手を向上。こちらもファミリーを意識した変更といえるだろう。

さて、今回試乗したエスティマハイブリッドは新たに設定された「アエラス」の「レザーパッケージ」で、スポーティなエアロフォルムと豪華なインテリアが魅力だ。細部では、ブルーのハイブリッド専用リヤエンブレムに変更することで、遠目でもハイブリッドであることが分かるようになった。

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