独自の解釈が加わったPコート/マーカウェア
メルトン地アウターの代表と言えるPコートは、英国海軍の艦上用コートが一般化したもの。つまり、ミリタリーというもうひとつのトレンドも相まって、今シーズンは注目度が高まっています。とは言え、定番的なPコートを持っている人は多いはず。そこで今季らしいアレンジが見られるタイプがオススメです。例えばMARKAWARE(マーカウェア)のPコートは、裾がラウンドしているモーニングコートのようなデザインが特徴的。さらに、オリジナルのスタッズボタンを使用することでアクセントを加えています。
上質なハリスメルトンの糸を使うなど、品質へのこだわりはさすが。素材選びから縫製、加工に至るまで、洋服作りにおけるすべてのアプローチを“メイド ・ イン ・ ジャパン”にこだわるMARKAWARE(マーカウェア)のクオリティの追求がこのPコートにも宿っています。
裾のラウンドカットを活かし、同系色で全身を統一すればかなりドレッシーな雰囲気に。また、インナーやパンツに敢えてラフなものを選んでえ着崩すのもお勧めです。ネイビーのほか、よりミリタリー色の強いカーキも展開されています。
幅広く着こなせるCPOシャツ/サニースポーツ×フリークス ストア
“CPO”は“Cief Petty Officer”を略したもので、“CPOシャツ”はアメリカ海軍下士官が艦上で着用していたシャツ型ジャケットのことです。見た目はシャツですが、メルトン素材を使った保温性の高いものが一般的で、“CPOジャケット”と呼ばれることも。要するに用途はジャケットに近く、ライトアウターとして幅広いコーディネートに使うことができます。今回ピックアップしたのフリークスストアがサニースポーツに別注した一着。"リアルに感じてきたアメリカを表現する"というコンセプトを掲げるブランドらしい仕上がりです。
生地はウール×ポリエステル混紡でハリとしなやかさを備え、フロントに配したポケットは実用的。シャツとしてもサマになるように、タイトなサイジングになっています。したがってシルエットはいたってモダンですが、マチの糸を残した空環仕上げなど、ヴィンテージな表情も備えています。
ちなみにカラーはネイビーも展開。いぜれにせよ、合わせるパンツを選びませんが、ボトムスもタイトにまとめることで、全身がスタイリッシュにまとまります。
次のページでも、さらにメルトンアウターを紹介します。