東海中学校独自の「総合学習」と「サタデープログラム」
明照殿は建学の精神の象徴。内陣には仏様が安置され、宗教の授業等が行われている
1年生では情報の取り扱い方を学ぶ「情報」、2年生では仏教的観点から生命倫理を学ぶ「いのち」、3年生では職業についての関心を深め自己の適性を見つめる「自己発見~卒業レポート」が中学で学ぶカリキュラムとなります。高校でも、個人の興味に応じて、現代医療ゼミ、コミュニケーション概論、総合コリア、キャリアデザイン等の講座を受講するようになっています。
ゆとり教育が始まった2002年からは、「土曜市民公開講座」としてサタデープログラムを年2回開催。 生徒の実行委員会が中心となり、講座の企画立案から、講師の交渉、事前打ち合わせ、本番の司会進行までもが生徒の自主運営によるもの。「直接、話を聞いてみたい人に授業をしてもらう」という方式で、著名人、一般市民を問わず、多くの人を招いて講座を開いているところに、「自主自立」の精神が現れています。
総合学習やサタデープログラムを実施するようになり7年が経過し、知識の習得だけに特化せず、実社会に深く興味を持ち、現実の問題を分析し対処していく能力が生徒の中で着実に育っていると学校関係者は語っています。
東海中学校の入試と主な併願校
歴史を物語る威風堂々とした東海中学校の講堂
難易度がほぼ同じくらいの南山(男子部)は、入試日程が重なるため併願できません。主な併願校としては、同じ名古屋市内にある愛知中学(共学)や尾張地区の滝中学(共学)があります。
高等部からの募集は40名と極めて少なく、受験者の大半は旭丘高校や明和高校など、公立高校と併願するケースが多くなっています。高等部からの入学は非常に狭き門となっていますので注意しましょう。