Mac OSの使い方/AppleScript、ターミナルを使う

Automatorの使い方(2ページ目)

「Automator」は、Macならではのスーパーユーティリティ。誰にでも簡単に使えて、まるでおもちゃのブロックを組み立てるかのごとく、誰でも簡単にコンピュータの操作が自動化できます。

木下 幹司

執筆者:木下 幹司

Macガイド

作成したデータを圧縮(アーカイブ)してメール送信する

メールで画像データをやり取りする場合、目的の画像ごとにメール本文を変更する場合など、メール作成を実行して、宛先を入力し、本文を書いて、画像を添付…という単純作業の繰り返しになってしまいます。また、画像データが多くなる場合、できるだけまとめて圧縮しておきたいもの。

Automatorのアクションには、圧縮データを作成する「アーカイブを作成」や「メール送信」機能がありますので、それを使いましょう。以下のように作成・利用します。

●作成手順
  1. ライブラリ 「Finder」から「選択された Finder 項目を取得」「アーカイブを作成」のアクションを追加。
  2. 「アーカイブを作成」オプションをクリックして、「実行時にアクションを表示」をオンにします。

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  3. ライブラリ「Mail」から、「新規メールメッセージ」「送信メッセージを送信」を配置します。
  4. 「新規メールメッセージ」に宛先などの情報を入力します。実行時に毎回指定したい場合は、オプションを開いて、「実行時にアクションを表示」をオンにします。
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上記のようにアクションを配置したら、「ファイル - プラグインを別名で保存…」でプラグイン対象を「Finder」にし、「アーカイブしてメール」というファイル名で保存します。

●使い方
目的の画像ファイルをFinder上で選択状態にし、control+クリック(右クリック)して出てくる「Automator」のサブメニューから「アーカイブしてメール」を選びます。

すると、選択されたファイルが指定されたファイル名で圧縮されて、メールの添付ファイルとなり、メールが送信されます。

次のページでは、PNG画像をJPEG画像に自動変換するプログラムを作成してみます。

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