最近のキーボードは多機能
NEC・VALUESTARのキーボード
しかし、キーボードはマウスと並んで、もっともユーザーの手に触れる部分。この使いやすさ(にくさ)は作業の効率に直結しますので、パソコン選びの際の基準に加えてもよいほどです。ここで、キーボードのタッチ(深さや感覚)と合わせて大切にしたいのは、メーカーがキーボードに独自につけ加えた機能です。
コストパフォーマンスを重視するメーカー製品の場合、標準的なキーのほか、キーボードにボリューム調節ボタン(アップ、ダウン、消音)がついている程度。これに対して、国産メーカー製品では、操作性をあげるためのボタンがついている場合がほとんどです。
国内メーカー製品にほぼ共通して見られるのは、「メール」「インターネット」といったボタンで、それぞれメールソフトやWebブラウザを一発起動するためのものです。「ショートカットボタン」のような名称で、任意のアプリケーションの起動を割り当てられ(変更可能)なものもあります。また、パソコンをスリープ状態(休止状態)にするボタンをつけた製品もあります。
各社キーボードの特徴
国内各社の特色を見てみましょう。- NEC:VALUESTAR
余談ながら、NEC製品はキーに印字されている文字が大きめで探しやすく、高齢者や初心者にやさしい設計がなされています。
- SONY:VAIO
- 富士通:FMV-DESKPOWER
「らくらくズーム」はマウスポインタの周辺を拡大する機能で、ウィンドウ表示を変えるVAIOの機能とはコンセプトが異なります。高齢者には非常にうれしい機能で、同社製品のほぼすべてに搭載されています。拡大表示のレベル(特大、大きめ)のほか、拡大部の全画面表示も可能になっています。
こうしてみると、キーボードにあるボタンの多さと親切さでは、富士通のFMV-DESKPOWERが一歩すぐれているといえそうです。
FMV-DESKPOWER F/D90D FMVFD90D
FMV-DESKPOWER CE/D50 FMVCED50