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投資信託の分配金がメキメキ増えてきた!Vol.1

今年になって毎月分配型投資信託の収益分配金の増額の見直しが相次いでいます。家計の強い味方として活用の検討余地大!?

平田 浩章

執筆者:平田 浩章

ファミリーのためのお金入門ガイド

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【Contents】
■2010年は収益分配増加ラッシュ!(1ページ目)
■配当利回りが上がってきた毎月分配型投資信託(2ページ目)

2010年は収益分配金の増加ラッシュ!

世界経済

世界経済の回復の足音が強まる中で、分配利回りも上がってきた

世界経済の回復と共に、外国の債券や不動産などで運用する投資信託の中で、昨年から今年にかけて、収益分配金を増額している投資信託が多くなってきました。

日本国内で財産を増やそうとしても、預金の金利はゼロ金利政策で最低のところにあり、当面、上がる見込みもないことや、同じく国債なども低金利、株価は長い低迷を抜け出せない状況で、その回復には時間がかかりそうです。

将来の財産づくりのために、これからご紹介する毎月分配型投信は強い味方になりつつあります。

収益分配金が増えてきた毎月分配型の投資信託を、いくつかピックアップすると次のとおりです。

●DIAM高格付インカム・オープン(先進諸国のAAA格付けの国債を中心に投資)
収益分配金 35円⇒45円  10円増加(約33%増額)
(※収益分配金は投資信託1万口当たり。以下同様)  

●メロン世界新興国ソブリンファンド(新興国の高金利国債を中心に投信)
収益分配金 40円⇒45円⇒50円 10円増加(25%増額)

●DIAM J-REITオープン(国内のJ-REIT[不動産投資信託]に投資する投信)
収益分配金 80円⇒100円(25%増額)
※新規の販売停止中。運用は継続。

●三井住友グローバル・リート・オープン(先進諸国のREITに投資する投信)
収益分配金 50円⇒80円(60%増額)

2008年以降、世界的な金融不安や経済危機・円高の進行などで、基準価額が下がりや収益分配金が減額されましたが、世界的な経済の復調に伴って、収益分配金がもとの水準に回復してきた形です。

一方で購入価格である基準価額はまだ低いままなので、以前より低廉な金額で購入できるため、収益分配金の増加で、結果的に投資金に対する配当利回りが飛躍的に向上し、2桁の配当率も珍しくなくなってきています。

続けて、収益分配金の増額による現時点の配当利回りを見てみましょう。

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