ボランティア/自宅から始める社会貢献

クローゼットで眠る服を気持ちよく手放す3つの方法(2ページ目)

衣替えや大掃除の季節、目について仕方がないのがクローゼットの中の着なくなった服たち。これ、どうすればいい? 寄付? それとももっとよい方法あるの? にお答えします

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド


思い出と共に服を交換

洋服

洋服にはいろいろな思い出があるもの。その思いごと交換しましょう

どこの家庭にも、着ないけれど捨てるにはもったいない、思い出があるので誰かに着てもらいたいという服があるでしょう。一説には、クローゼットの服で使われているのはおよそ2割。あと8割は文字通り”死蔵”しているわけです。きゃ~~~!

だから、寄付をと思うのかもしれませんが、寄付をするよりリサイクルショップや、フリーマーケットで思い切って処分し、その売上金を寄付することもボランティアの入り口です。

でも、「それじゃ味気ないわ」という方におすすめしたいのが、最近話題の古着の交換会、xChange。「私は着ないけれど、他に着てくれる方がいたなら」と、交換しあう取り組みです。

ただ物々交換するのではなく、エピソードタグをつけるのが、この取り組みの素敵なところ。思い出や取り扱い方法、受け取る人へのメッセージなどを書き込みます。想い出も一緒に伝えることで、ただの洋服ではなく、大切な品物として次の方に渡すことができますね。

いつどこで、交換会が予定されているかはこちらでチェックしてみてくださいね!

繊維のリサイクル

もう1つ、思い切ってリサイクルに出すという方法もあります。

洋服をリサイクルに出すと原料の綿に戻して別の製品に生まれ変わる場合と、ウエス(工業用雑巾)などとして再利用される場合とがあります。ウエスは海外に輸出されていますし、繊維リサイクルの業者さんのルートによっては古着のまま、海外の中古市場に輸出されることもあるそうです。

地域の資源回収に出してもいいですし、回収が行われていない地域では、専門の業者さんに引き取ってもらうのがいいでしょう。繊維のリサイクルを専門にしているナカノでは宅配での受け取りも行っていますので、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

ただし、こう書くと着古した状態でもよいと思われてしまうかもしれませんが、送る条件は「着られる状態のもの」。襟や袖口が傷んでいる、首の辺りが伸びきっているといったものはNGです。詳しくはナカノのサイトへお問い合せくださいね。


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