部屋探し・家賃/部屋探しの流れ

住み替えタイミングで、二重家賃を減らすには?

賃貸住宅から賃貸住宅へ引っ越しをするとき、新居と旧居の家賃を、二重に支払わなければならないケースがあります。できるだけ支出を抑えるためには、住み替えタイミングを考えてみましょう。

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

実家や持ち家などから賃貸住宅に引っ越す場合には問題ありませんが、賃貸から賃貸へ引っ越しする場合には、引っ越し前の賃貸住宅と新居の両方に家賃が発生します。特に、これからの賃貸オンシーズンといわれる繁忙期では、その住み替えタイミングをうまくすることが、家賃の二重払いを防ぐ鍵だといっても過言ではありません。

引っ越し作業をしなければいけませんから、必ず両方の家賃を支払うことは避けられませんが、この重なりをできるだけ少なくすることで住み替え費用を抑えたいもの。そのために、どのような方法があるのでしょうか。


家賃の支払い日はいつまでか、契約書で確認

住み替えを考えた時、まずしなければならないことは現在の賃貸住宅の契約書を見直すこと。契約するときに重要事項説明を受けたはずですが、そんなことはとうの昔の話なので、退去のときのことなどきっと忘れてしまっているかもしれません。

ここで、問題になるのが退去予告をするのはいつか、ということ。「明日、退去します」と伝えれば、「はい、そうですか」とすんなり明日からの家賃を払わなくてもいい・・・なんてことはありません。たいていは、「退去予告は1ヵ月前までに行うこと」とか「退去予告は2ヵ月前までに行う」とか、なかには「退去を申し出た翌月の末分までは家賃を支払うこと」などといった条件の場合もあります。

逆に、新居の家賃はたいていの場合、契約した時から日割り家賃が発生します。新居への引っ越しがいつになるのかによってうまく契約しないと、旧居の家賃と新居の家賃の両方を二重に支払わなければならない日数が多くなってしまい、費用もかかります。それを踏まえた上で新居探しができれば、きっとうまく住み替えることができるでしょう。

二重家賃1

住み替えタイミングで二重家賃が発生




二重家賃の仕組みはこの図のようになるため、新居の物件タイプによって二重家賃を支払う期間が異なります。二重家賃を減らすためには、(2)の契約から入居までの期間を短くすること。もっとも二重家賃を支払わなくてもいいケースから紹介していきましょう。

>>>二重家賃を1日も払いたくないなら・・・?

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