犬島
大正時代まで稼動していた銅の精錬所がそのまま残り、人口も100人に満たない小さな島、犬島。精錬所の遺構をそのまま保存、再生し、アートスポットとする新しい試みが行われています。■犬島アートプロジェクト「精錬所」
~産業遺跡がアートとともによみがえる 島の産業を担うために建設された犬島の銅精錬所は、銅価格の暴落のため、わずか10年で操業を停止しました。それから約90年、ほぼそのままの状態で置かれた精錬所は、良好な形で残されており、「近代化産業遺産群 33」のうちの「story30」に認定されました。
この犬島精錬所に、アーティスト柳幸典が、三島由紀夫をモチーフとした現代の私たちに問いかける作品を展開。あらたに増築された建築部分は地形、以前からの精錬所遺構、自然エネルギーを存分に活用したもの。「遺産、建築、アート、環境」がテーマの美術館です。
<DATA>
住所:岡山県岡山市東区犬島327-5
TEL:086-947-1112
開館時間:10:00~16:30
休館日:火曜日(3月1日~11月30日)/火曜日から木曜日(12月1日~2月末日)
入場料:2,060円(15歳以下無料、犬島「家プロジェクト」、犬島 くらしの植物園と共通)
公式サイト
■犬島「家プロジェクト」
~犬島でも息づく、生活のなかにあるアート 直島の「家プロジェクト」同様、犬島でも人々の集落のなかにアートを展開する試みが行われています。ヴェネチアビエンナーレのコミッショナーなどを歴任するキュレーターの長谷川祐子、そして建築家・妹島和世が3つのギャラリーと「中の谷東屋」を手がけます。ギャラリーには「精錬所」でも作品を手がけている柳幸典の作品が展示されています。
<DATA>
住所:岡山県岡山市東区犬島327-5
TEL:086-947-1112
開館時間:10:00~16:30
休館日:火曜日(3月1日~11月30日)/火曜日から木曜日(12月1日~2月末日)
入場料:2,060円(15歳以下無料、犬島精錬所美術館、犬島 くらしの植物園と共通)
公式サイト
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