熊本・宮崎・鹿児島の美術館

九州新幹線がとうとう全線開通。新大阪から鹿児島まで、3時間45分で行けるようになりました。九州南部、熊本・宮崎・鹿児島でおすすめの美術館を紹介します。

INDEX
・熊本県
熊本市現代美術館
熊本県立美術館

・宮崎県
宮崎県立美術館
都城市立美術館

・鹿児島県
鹿児島市立美術館
長島美術館
霧島アートの森

熊本市現代美術館(熊本県)
~街の中心にある、だれもが集える美術館

熊本城からも近く、街のメインストリートにある熊本市現代美術館は、単に作品を展示するのではなく、草間彌生や宮島達男など国際的に活躍するアーティストが、館内のさまざまな場所に建築と一体化した作品を制作しているユニークな美術館。

その中でもインパクトが強いのが、美術館の面積の半分近くを占める「ホームギャラリー」。衣食住にまつわる本やマンガがぎっしりとそろえられた図書室で、だれもが自由に本を読むことができる空間。学生からお年寄りまで多くの市民が集っています。
作品に囲まれながら本を閲覧できるホームギャラリー

作品に囲まれながら本を閲覧できるホームギャラリー

空間の中央、天井で光を放っているのはジェームス・タレルの『milk run sky 2002』。また、その真下にあるベンチにもつかえるベッドはマリーナ・アブラモヴィッチの『Library for Human Use.』。美術作品ではありますが自由に寝そべりながら読書することができます(本棚もベッド付の彼女の作品です)。美しい光の下での読書、かなり優雅な心地にひたれます。
安本亀八《相撲生人形》1890年 熊本市現代美術館蔵

安本亀八《相撲生人形》1890年 熊本市現代美術館蔵]安本は明治にかけて活躍した日本の人形師

企画展は、熊本や九州など地元に根ざした展示をはじめ、国内外で活躍するアーティスト、美術という定義の枠を越えた展覧会などバラエティに富んだ内容で注目を集めています。関連イベントも多く開催されています。

付属のカフェ『カフェ・レガル』の壁にはもの派のアーティスト李禹煥が描いたドローイングもあります。ドローイングを見ながら、あるいは窓の外を眺めながら、ゆったりと時間をすごせます。ちなみに、窓の外には熊本の老舗デパート鶴屋の、ゆっくり動くエスカレーターがよく見えます。
カフェ・レガル、壁面には李禹煥のドローイングも

カフェ・レガル、壁面には李禹煥のドローイングも

ミュージアムショップも、熊本の若手アーティストの作品を扱うなど精力的な活動を行っています。

だれもが立ち寄れる都市型の美術館。「ホームギャラリー」をはじめ、常設展示は入場無料なのもうれしいところ。ぜひ積極的に立ち寄ってみてください。
熊本のメインストリートに面する美術館

熊本のメインストリートに面する美術館 少し歩くと熊本城

街中で気軽に、けれども深く楽しめる美術館です。

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住所:熊本県熊本市上通町2-3
TEL:096-278-7500
開館時間:10:00~20:00(入場は19:30まで)
休館日:火曜(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始
入場料:常設展示は無料
公式サイト

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