扱いやすい「ステンレス」と「ポリプロピレン」素材
様々な素材や大きさが選べるお弁当
一方、ポリプロピレン製はステンレスに比べ食品の色や匂いがつきやすい一方、耐熱温度が140度以上のものが多いので、電子レンジ加熱ができます。(食洗機は100度以上の耐熱性があればよいので、どちらの素材とも使えるものが多い)
意外に見落としがちなのが、フタ。フタの部分は耐熱温度の低いポリエチレン素材が使われていることが多いので、電子レンジや食洗機に対応しているかどうかは必ずチェックしましょう。フタといえども結構チェックポイントはあり、フタに高さがあるものなら「せっかくきれいに詰めても、フタをしたときにおかずがつぶれちゃって、開けた時には見た目が…、」ということがありません。内フタ付きで液モレしにくいタイプのものや、最近はフタが保冷剤になっているものもありますので、注目してみてください。
軽くてシンプルな「アルミ」や「自然素材」
その他の素材としては、アルミ(アルマイト)や自然素材(竹かごや曲げわっぱなど)があげられます。 昭和の高度成長期に流行したアルミのお弁当箱は、一見するとステンレス製のものとよく似ています。軽くて熱伝導がとてもよいのが特徴で、冬場お弁当を温めるところが多い幼稚園などでは、アルミ製のお弁当箱が他の素材に比べ温めやすいのでおすすめです。一方、ステンレスなどに比べると衝撃に弱く、凹んだりすることも。フタにパッキンなどがついていないために液モレなどには注意しましょう。通気性のいい竹かごはご飯をおいしくする
わっぱや重箱などは内側がウレタン塗装されているものも多く、油汚れなどにも強く洗いやすくなっています。ただし、どの素材も、電子レンジ加熱は避けてください。洗うときは、やわらかいスポンジなどで中性洗剤を使用して洗いましょう。漂白剤や漬け置き洗い、食洗機の使用は不可。水気が残るとカビや傷みの原因になるので、しっかりと水気を拭き取り、風通しの良い所で十分に乾燥させれば、長く愛用することができます。
サイズ選びは本人と、形は食べ方やかばんなどで決める
一般的に、幼稚園のお子さんなら400ml程度のサイズ、育ち盛りのお子さんや成人男性なら800~900ml、女性ならば600~700ml程度が目安と言われます。小さいお子さんなら、食べ慣れるまではゆっくりでも無理なく食べられる量を入れてあげた方がよいでしょうし、スポーツなどの部活動などで活動量の多い学生などは、十分に栄養摂取できる量が必要なので、実際に使う人本人と相談しながら選ぶのが一番よいでしょう。形も様々なものがありますが、外や車中など、テーブルを使わずに食べることが多い場合は、片手で持ちやすい大きさの細長い形の1段弁当が使いやすいでしょう。ある程度の深さがあれば、ボリュームも確保できます。ごはんに色や味、においが移るのが嫌な人は2段重ね型がおすすめです。
ふだん持ち歩くバッグに入るかどうかも、大きさ選びのポイントの1つ。ビジネスバッグに入れても邪魔にならないスリムタイプや、食べ終えた後にコンパクトに収められる入れ子タイプのものなどもあります。
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