中古車/おすすめの中古車

アウディオールロードクワトロが新車時の1/5に!(2ページ目)

これからの季節、雨に濡れた路面や雪の舞う山道を走らざるを得なかったりします。そんな道を安心に、しかも快適に走れる一台がアウディオールロードクワトロ。背の硬いSUVにはない魅力がたっぷりとつまっています。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

シトロエンのハイドロに肩を並べる乗り心地


オールロードクワトロをSUVたらしめる、その一番の特徴はエアサスペンションにあります。これによって車高を4段階に調整ができるのです。岩がゴロゴロしているような路面状況が悪い場所では車高を208mmとする「ハイレベル2」に。砂利道などは192mmの「ハイレベル1」、通常走行時は167mmの「ノーマルレベル」、高速走行時は142mmまで車体を低くする「ローレベル」へ。これらは車内のボタンひとつで選ぶことができるのです。また80km/Lを超えると自動的にローレベルになるなど、速度に応じても切り替わります。

アウディオールロードクワトロ インパネ

DVDナビを含む「MMS(マルチメディアステーション)」が標準装備。2.7Tは本革&電動&シートヒーターが標準となり、4.2はさらにスポーツタイプのシートになります

例えばベースであるA6なら、アスファルトなど通常の道ならばわけなく進んでいけるでしょうが、その先に悪路があると、どうしてもその手前で躊躇せざるを得ません。ところがオールロードクワトロならその先もラクラク侵入していけるのです。この辺は、他の背の高いSUVと遜色ありません。

逆に、その背の高いSUVたちと違うのは、やはり通常走行時および高速走行時の快適性でしょう。そもそも物理的に背の低いほうが、カーブなどでは当然有利。しかもオールロードクワトロは、時速80km以上になると自動的にローレベルになります。それにカーブといっても、山道だけではありません。普通の道も十分曲がりくねってます。なにしろ国土の狭い日本では、高速道路ですらまっすぐな道のほうが少ないのですから。

アウディオールロードクワトロ エンジン

エンジンは2.7Lのツインターボと、4.2Lの2種類。ミッションはいずれも5AT。2.7Lでパワーは十分どころか、切れ目のないトルクの盛り上がりが気持ち良いくらいです

さらにエアサスペンションのおかげで、乗り心地が超快適。シトロエンのハイドロと比べる人さえいるほどです。以前シトロエンのエグザンティアに乗っていた私も、この意見には賛成です。むしろ、ハイドロなんていう不思議な(?)つくりよりも、エアサスのほうが多くの人にとっては馴染みやすいでしょうし。

加えて、例え10年近く前の車とはいえ高級車ですから、車内の設えに不満がでるはずもありません。本革&電動シート(2.7 SVを除く)、左右独立エアコン、6連奏CDチェンジャー、クルーズコントロール、ウォールナットパネル(2.7 SVを除く)等々。これが100万円台で手に入るのですから「Q7やQ5が値落ちするのを待って……」いる必要はありませんよね?

また落ち葉が雨で濡れた路上を覆ったり、うっすらと雪が路面を白く染めた時でも、アウディ自慢のクワトロやESP(横滑り防止装置)によって車を安心して走らせることができます。

そんな高級SUVが100万円台で買えるのです。同じ価格帯のSUVというと、レガシィアウトバック(旧型)やXC70(旧型)といったライバルたち。これらは年式的にはオールロードクワトロより高年式車が狙えます。またBMW X5(旧型)やM・ベンツMクラス(旧型)も射程圏内。しかし、エアサス+クワトロという魅力はオールロードクワトロにしかないのです。この乗り心地と安全性は、日本という土地でこそ生きるのではないでしょうか。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます