収穫時期で、名前が変わる
エンドウの発芽したものが豆苗です。グリーンピースはエンドウ(豌豆)ですが、その収穫時期によりいろいろと名前が異なります。まずエンドウの若い茎葉を豆苗(トゥミョウ)と呼び、若い莢(さや)をついたまま食べるものがサヤエンドウ、未熟な柔らかい豆を食べるものがグリーンピース、完熟したものがエンドウです。
キヌサヤ(絹莢)とも呼ばれますが、サヤが絹のように柔らかと言う意味です。最近見かけるスナップエンドウは、アメリカで開発されたもので、豆が熟しても莢が柔らかいため、莢ごと食べられます。最近、日本でも栽培されていますが、スナックエンドウという名称でも流通しています。
アメリカ生まれのスナップエンドウは、実もサヤも食べられます。若いエンドウは野菜として食べる場合が多いのですが、完熟したエンドウは乾燥させて雑穀として食べます。種類としては、青エンドウと赤エンドウがあり、青エンドウは塩豆や餡(あん)に、赤エンドウは蜜豆などに使われています。白エンドウもあるのですが、一般には出回っていないようです。
私も知りませんでしたが、和菓子の落雁(らくがん)の材料には、赤エンドウか白エンドウを焙煎して、粉に挽いたものが使われているそうです。
β-カロテンやビタミンCの宝庫、糖尿病予防にも
エンドウは、豆類の中でも栄養価が高く、タンパク質の他にも、β-カロテン、ビタミンB群、ビタミンCカリウム、食物繊維が豊富に含まれています。![]() |
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