収穫時期で、名前が変わる
エンドウにはビタミンCはほとんど含まれていませんが、発芽・生育途中にはビタミンCが生成されるため、豆苗やサヤエンドウは、ビタミンCが豊富に含まれています。またβ-カロテン、ビタミンC、食物繊維が多く、緑黄色野菜並みの含有量です。
漢方などでは、エンドウは、すい臓の働きをよくするため糖尿病の食事療法として利用されていたそうです。化学的にも、エンドウに多く含まれている食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにする作用がありますし、京都薬科大学(京薬会誌No.114)によると、エンドウ豆に、肥満や糖尿病を予防・治療に有効なアルドース還元酵素阻害作用があるとしています
キヌサヤは年間を通じて出回っていますが、生のグリーンピースは今だけのおいしさです。ぜひ旬のおいしさを味わい、豊かな栄養をいただいててください。
参考資料
■栄養の基本がわかる図解事典(成美堂出版)
■キッチン食べ物事典(高橋書店)
■栄養キーワード事典(池田書店)
■エンドウ(拓殖大学北海道短期大学)
■関連リンク
●五月病にはタケノコごはん(食と健康)
●春は苦みで冬に貯めた老廃物を出そう(食と健康)
●旬の味 昆布入りグリーンピースごはん(料理のABC)
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