物を長く使う工夫……少ないモノで、快適に暮らすには?
モノと長く楽しく付き合うには…? |
少ないモノで楽しく暮らすのが、シンプルライフの理想。でも、間に合わせのモノを我慢して使ったり、使い捨てするのはイヤ。必然的に必要となるのは……?
少ないモノで、快適に暮らすには?
暮らしをシンプルに保つためには、なるべく、あまりたくさんのモノを持ちたくありませんね。でも、少ないモノで暮らすために、いろいろなことを我慢したり、次々とモノを使い捨てたり、間に合わせのモノでお茶を濁したりしては、暮らしは楽しくありません。
少ないモノで満足度の高い暮らしを送るためには- 心から気に入ったモノを、
- 大切に使う
モノが少ないと、傷むのが速い
しかし、持っているモノの数が少ないということは、必然的に、いくつもの目的のために使い回したり、ひとつのモノの使用頻度が高くなるということを意味します。いきおい、傷むのが速くなります。せっかく気に入って使っているモノですから、なるべく長く使っていきたい。そうすれば、満足度、コストパフォーマンスは更に高くなります。どうすれば、ひとつのモノを楽しく、長く使っていけるでしょうか。1:お手入れする
どんなモノでも使った後や、収納する前に、こまめにお手入れをする習慣をつけましょう。靴であれば、こまめに泥やほこりを落とし、靴クリームなどで表面を保護し、シューキーパーで形を整えてしまうようにする。これだけで、耐用年数はぐっと上がりますし、急いでいるときも、きれいな状態でサッと使うことができて、気分もいいものです。そのため、モノを買うときには必ずお手入れ方法をよく尋ねてから買い、必要に応じて、お手入れグッズも同時に手に入れるといいでしょう。取り扱い説明書などは、きちんとファイルしておき、使用の参考にするようにしましょう。
2:修理する
こまめにお手入れをしていても長く使っているうちに、あちこち修理が必要になってくることがあります。気に入って使っているモノであれば、少しくらい修理費用がかさんでも、直して使った方が新しく買うよりも満足度が高い場合があります。モノを買うときは、お手入れ方法を尋ねるのと同時に、修理を受け付けている窓口を確認しておき、おおよその料金なども調べておくとよいでしょう。保証書や予備のパーツなども、紛失しないよう、きちんと管理しておきましょう。もちろん、できそうなモノは自分で修理すればコストも時間もかかりませんし、モノに対する愛着はさらに強くなります。
3:リメイクする
お手入れ、修理しながら長年使ったモノも、いよいよ元の姿では使えなくなる日が来るかもしれません。その場合でも、たとえば服であれば、刺繍やアップリケをしたり、ほどいて他の布を組み合わせ、新たな一着として蘇らせる(リメイク)ことも可能です。陶磁器であれば「金継ぎ」、ジュエリーであれば「リフォーム」、ほかにも自転車や家具など、リメイクして使い続けることのできるモノはいろいろあります。時間と手間はかかりますが、最終的にリメイクしても使い続けたいモノがあるとすれば、それはとても質の高い暮らしといえるかもしれません。
少ないモノで楽しく暮らすためには、ほかにも「工夫する」「自分で作る」といった、クリエイティビティを問われる場面が生じてきます。お金を出して買えば簡単な局面を、いかに切り抜けるかが、シンプルライフの醍醐味といえるかもしれません。
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