シンプルライフ

「捨てる」ではなく「使って減らす」片づけのコツ

家にいる時間が多いときは、家にあるモノを使って消費して減らす片づけのコツをオススメします。手を付けやすい「サンプル品」「レアな調味料」「書類」「ハンドメイド用品」「レターセット」「本」を例に、それぞれのポイントをご紹介します。

香村 薫

執筆者:香村 薫

シンプルライフガイド

「捨てる」から始めないお片づけのコツ

「使って減らす」片づけのコツ

使って減らすお片づけ

思いがけず家にいる時間ができたとき、「片づけ……したくないなあ、でもやらなきゃな……」と思うことがありませんか? これって「片づけ=捨てる」だと考えてしまっていることが多いんですよね。捨てるのは誰も楽しくありません。

せっかく家にいるのだから、「捨てる」ではなく「使って減らす」片づけをしてみませんか?
今回は家のなかで手をつけやすいモノを中心に、捨てるから始めない片づけをご紹介します。
   

コスメなどの試供品サンプル 

片づけ

サンプル品は開封して使う場所に置いておきましょう

まず最初に手をつけてもらいたいのが「試供品」、薬局などでもらう、いわゆるサンプル商品です。「泊まりの出張や旅行のときに使おう!」と思っても、実際は「目先に宿泊の予定がない」「いざ宿泊!というときには試供品の存在を忘れている」というパターンをよく目にします。
結局使われることなく溜まっていくのです。

それでは、早速今日からすぐに使い始めましょう。置いてあるだけでは使いそびれてしまうので、今日使う分は、いまのうちに開封して使う場所の横に置いておくことをオススメします。

人によってはサンプル品だけで1週間以上過ごしていける、なんて方もいらっしゃいますよ。
 

ほとんど残っているレアな調味料・食材 

片づけ

買ったけどイマイチ使いこなせない調味料

続いては、外国からのお土産や輸入食材店で買った調味料など、普段の調理ではなかなか使う機会のない食材です。冷蔵庫の奥やパントリーから探すと1つや2つは出てくるのではないでしょうか。

ここでぜひトライしてもらいたいのが「サルベージパーティー」です。「サルベージパーティー」とは、賞味期限切れ直前のものや使いこなせない食材を持ち寄り、創作料理を作るというもの。せっかく家にいるのですから、ご家族で創作料理に挑戦してみてはいかがでしょうか? 作るのも食べるのも楽しく、節約、食品ロスを防ぐことにもなるのでオススメですよ。
 

一応とっておいている書類 

片づけ

いつか見返すかも?と捨てられない紙類

「書類」は、内容を理解してから要否を判断する必要があるので、片づけるのに時間がかかる代表格です。そう思うと、家にいる時間がある今こそ書類を見直すチャンスですね。時間はかかりますが、することは難しくないので、ぜひ進めてみてください。
  1. 全ての書類に目を通し、「誰の書類なのか?」で分けます。
  2. 「紙として残す必要がある」「データでもよい」に分けます。
  3. 「データでもよい」に分けた紙は全て写メで取り込みます。
  4. 写メで取り込んだ後の紙は裏紙としてどんどん使って消費しましょう。

我が家では、裏紙として使った紙は、ストレス発散を兼ねて個々が全力で破りながら古紙回収の袋に入れるところまでを行っています。
 

布や毛糸などのハンドメイド用品 

片づけ

ハンドメイドグッズはかさ張りやすく、作るのに時間がかかるのが難点

布や毛糸などのハンドメイド用品がたくさんあるご家庭もよくみかけます。これらも今こそ使う絶好のチャンス。本当に必要になるときは、バタバタしていて作品を作れない、なんてこともあるもの。そこで、これから必要になりそうなものを先に作っておくのはいかがでしょうか?

我が家では、マフラーであれば一気に家族みんなの分を、学校から指定のある体操服の袋は、長男分を作るタイミングでいつか使うであろう兄弟3人分まとめて作っておきました。
 

レターセット・ハガキ・切手 

片づけ

レターセットやはがきも溜まりやすいモノの代表格です

レターセットやハガキも見直しましょう。ハガキ代が値上がりしていることに注意して、郵便はがきに追加分の切手を貼っておく、レターセットの封筒にも先に切手を貼ってみてください。たったこれだけのことで、不思議と「どうせならお友達に手紙を書こうかしら」なんて思い始めますよ。

また、「切手を貼るほどのレターセットじゃないな……」と思うものは、自分の価値感に合わないものだとわかりますね。
 

積読になっている本 

片づけ

読もうと思って買ったものの、読めていない本がありませんか?

最後は「本」です。「読もうと思っているんだけどな……」と思う気持ちって日が経つにつれてストレスになったりしませんか? 家にいる時間があるのだから、この機会にぜひ読んでみましょう。

「今は読む気分ではない」なら、地域の図書館で同じ本があるかどうかを確認し(ネット検索できる場合が多い)、ある場合はいつでも読めるのだからと割り切ってメルカリの出品として検討してはどうでしょうか?

本の裏表紙にバーコードリーダーがついている書籍なら、そのバーコード部分を読み込ませるだけで、本のタイトルや適性出品価格を出してくれます。定価よりも高くなっていて驚いたこともありますよ。

今回は、今日からすぐに取り掛かれる「使って減らす項目」をピックアップしてみました。一日1項目ずつやってみるのもよいですね。

皆さんのお家のモノを使って減らすことで、「使った!」という満足感を感じながら片づけを進めてもらえると嬉しいです。

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