意欲の変化

表情にも注意

シニア犬になってくると、表情もだんだんと乏しくなりがち。無理をする必要はないが、犬にとって少しでも楽しいものを見つけてあげたい。


若い頃はイタズラに励んだ犬も、高齢になってくるといろいろなものに興味を示さなくなってきがちです。年だから仕方ないなどとそのままにさせておくよりも、好物をオモチャや巾着のようなものに隠し、宝物探しゲームをやってみるとか、散歩に出る、他の犬友達と合わせてみるなど、無理のない範囲で脳や体にいい刺激を与えてあげたいものです。

■老化度チェック
□ 他の犬や猫などに、あまり興味を示さなくなった。
□ 来客や人の気配、大きな音などにもあまり反応しない。
□ 遊びはするものの、最初だけで、すぐに飽きてしまう、疲れる。
□ 散歩には行くが、それほど喜んでいる様子も見られない。
□ お出かけしても、すぐに疲れてしまう。


食欲の変化

食べる様子にも気配りを

シニア犬の場合、食器を置く高さを調節してあげたほうが足腰や関節、心臓などに負担がかかりにくい。


加齢するにつれて、犬も食事の食べ方や、体が要求するものが変化してきます。徐々にシニア犬に合った食事内容に切り替えてあげる必要もありますが、食欲や好みの変化で体の変調に気づくこともあるので、愛犬の食べっぷりなども観察することを忘れずに。

■老化度チェック
□ 食欲が低下してきた。食べ物にあまり興味を示さなくなった。
□ 逆に、食べ物に執着するようになった。いくら食べても食べ足りないというくらいに食べる。
□ 食べようとはするが、うまく食べられない。この場合、歯や口の中に問題がある可能性も。または、食器を床に置いていた場合、脚の踏ん張りがきかずに食べづらいということもあるので、食器を台の上に乗せて高さ調節をしてあげるといい。
□ 食べ物の好みが変わった。


トイレの変化

オス犬の場合、上げる脚の高さにも注目

オシッコやウンチは健康のバロメーター、毎日チェックを忘れないように。


加齢してくると膀胱をはじめとした内臓の筋肉も衰え、尿意を伝える神経伝達経路も若い頃のようには働かなくなってきます。そのためにオシッコやウンチの仕方に変化が出ることがありますし、場合によっては病気の影響でそうなることも。粗相もしやすくなってきますが、加齢からくるものであるなら、叱ったりせず、愛犬に合わせた対処をしてあげるのがいいのではないでしょうか。

■老化度チェック
□ トイレが我慢しづらくなってきた。さっきしたばかりなのに、またしたがる、など。
□ トイレトレーニングはしっかりできていたのに、粗相をするようになった。
□ オシッコをちびり、ちびりと少しずつ出す。
□ オシッコの回数・量が減った。活発に動き回らなくなった分、飲水量も減る傾向にある。
□ ウンチの量が少なくなった。排便姿勢はとるものの、なかなか出ない。食事量も減り、内蔵の働きも弱ってくることから、ウンチが出にくくなることがある。