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迷子猫、脱走猫の探し方と防ぎ方(6ページ目)

どんなに注意していても絶対に逃げられない、ということはありません。もし猫が逃げてしまったら、迷子になった猫をどうやって探し、また見つかったときはどのように捕まえればよいでしょう。

岩田 麻美子

岩田 麻美子

ネコ ガイド

猫との付き合いは40年以上。元・猫のブリーダーとしての17年の経験を生かし現在は東京都動物愛護推進員、NPO法人で飼い主のいない猫のTNRや保護猫のボランティア活動、ねこ観察家、ねこ写真家、ライターとして猫と人の暮らしに役立つ情報を発信中!

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猫が見つかったら

どんな状況で猫の姿を見つけたとしても、慌てて近寄ったり大きな声を出してはいけません。何日外にいたかにもよりますが、猫は非常に怯えて心細く思っているはずです。ほんの数日でも飼い主のことがわからなくなるほど混乱していることもあります。

最初は遠くから声をかけます。名前を呼んだり、いつもかけている言葉で優しく呼びかけます。腰を低くして少しずつ近寄り、猫が逃げる気配をみせたらその場にしゃがんで身体を小さくします。離れていても構わないので、猫に見えるように猫缶を開けて食器に移し、猫の方に押しやります。もし猫がご飯に近寄ってきても、あなたは動いてはいけません。猫が食事に口を付けたら下から手を伸ばし、自分の指のニオイを嗅がせましょう。触れたからといっていきなり抱きしめず、キャリーケースの口を開けておいて、バスタオルでそっとくるみ、ケースの中に入れてしまいましょう。もう二度と逃亡されないようにご注意を!

自宅に連れて帰ったら、猫の全身状態を確認します。食事や水を用意して猫を落ち着かせます。猫が落ち着いてから、なるべく早く動物病院に連れて行って、ノミ、ダニのお薬、駆虫などが必要かを検査してもらいましょう。もし、ワクチンを接種する時期に近づいていて猫の全身状態に問題がなければ、前倒しでワクチンを接種してもらいましょう。

 

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