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みなとみらい周辺は歴史と未来が交差する新しい街(2ページ目)

ビジネス、商業の中心地だった横浜駅、駅を挟んでみなとみらい、野毛と2つの表情のある街を持つ桜木町駅、開発目覚しいみなとみらい駅、ここでは、この3駅周辺を見ていきましょう。

中川 寛子

執筆者:中川 寛子

住みやすい街選び(首都圏)ガイド

横浜一長い商店街など下町っぽさが魅力
横浜駅西側地区

■最寄り駅/横浜、相模鉄道線平沼橋、同西横浜、京浜急行線戸部
藤棚商店街
横浜一長いという藤棚商店街は相鉄線西横浜駅近く。商店街からみなとみらいが望める。
西側地区の中でも比較的平坦なのがこのエリア。平沼橋、戸部であれば横浜から歩いても10分ほど。横浜勤務であれば、歩いて、あるいは自転車通勤なども可能でしょう。元々はガレージのような小規模な工場や昔ながらの商店が並ぶ街でしたが、最近は裏横とも呼ばれ、隠れ家的な店が少しずつ増えています。仰ぎ見るとランドマークタワーが見えるほどの距離にありながら、下町っぽい雰囲気の街に暮らすというのも一興かもしれません。


都心近くということもあり、供給されている賃貸物件は1DK、2DKといった単身者、カップル向きが中心で、賃料では1DKで8万円台から。2DKになると10万円以上は必要です。マンションが大半で、横浜駅からなら徒歩10分以上は覚悟しましょう。地域によっては古いアパートもありますが、数が少ないので、地道に探す努力が必要です。

坂と飲食店に公共施設や桜の名所も点在する
桜木町西側地区

■最寄り駅/桜木町、京浜急行線日の出町
野毛の飲食店街
野毛の飲食店800のうち、600はいわゆる居酒屋さんなのだとか。
桜木町周辺や日の出町への通りは平坦なものの、桜木町を背に右手は急坂が続くのがこの地域。平坦な駅周辺には飲食店、スーパーなどが並び、名物は居酒屋さんの並ぶ路地。ちょうちんの灯る飲み屋街には日本初のジャズ喫茶やバーなどもあり、夜遊び好きには楽しい場所です。また、野毛では1986年から毎年4月に大道芸人が集う野毛大道芸なるイベントが開かれ、今ではみなとみらい地区など4ヶ所で、120万人以上もの観客を集めるようになっています。


野毛動物園
昭和26年に開園した野毛動物園はなんと、入場無料。
坂のあるエリアには横浜市立中央図書館や県立図書館、教育会館、能楽堂といった公共施設が集中。中でも憩いの場となっているのが野毛山公園。園内にはきりんやライオンをすぐ近くで見られるこじんまりした野毛山動物園もあり、ファミリーに人気のスポットです。

賃貸物件の供給状況は横浜駅西側地区をほぼ同様。また、古くから開かれてきた場所のため、新しく大きなマンションを建てるような敷地がなく、西側地区では新築分譲マンションは期待薄です。

一戸建てでは徒歩15分圏が中心で、土地面積100m2なら3500万円~、100m2超なら4000万円~が目安。ただし、ここまで見てきたように街によって雰囲気、便利さが異なるので、かなり幅があると考えてください。

【シリーズバックナンバー】
Vol.1「田園都市を代表する優雅な町『たまプラーザ』」
Vol.2「坂と異国情緒の街『横浜(山手、元町)』

【関連INDEX】
東急東横線(神奈川県内)
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