大学生の就職活動/就職活動の準備

就職活動必須アイテム「名刺」 2(2ページ目)

就職活動の失敗の多くは、ネットへの過度の依存が原因。だからこそ、名刺を使って、アナログの就職活動をしよう。名刺こそ、ネット主流の就職活動の中で、自らを埋没させず、自らを前に進めるスーパーアイテムだ。

執筆者:見舘 好隆

なかなかアポが取れない時は?

名刺
名刺をただ集めても駄目だ。活用してこそ、価値が出る。
さて、念願の企業の社員の名刺はゲットできた。名刺を頂けたということは、前述した通り「連絡してもいい」権利を得たことと同意である。そろそろ先輩訪問・会社訪問のアポを取ってみよう。最初はメールから・・・しかし、全く返事がない。なぜ返事をくれないのだろうか。やっぱり無理なのだろうか。

よく考えてみてほしい。「連絡する」許可はもらったかもしれないが、「会う」許可まではもらっていない。先方には先輩訪問や会社訪問を受ける義務はないのだ。当然ながら、相手は社会人なので、普段は仕事をしている。君に会うということは人事やリクルーターでない限り、休憩時間や仕事が終わった後、君に会う時間をわざわざ作らなければならないのだ。よって、君は先輩のプライベートの時間を、少し「分けて頂く」ことをお願いすることになるのだ。

ではどうすればいいのか。答えは「うーん、忙しいけど、この学生には会ってあげよう」と先方に思ってもらうしかないのだ。よって、「しつこく」熱意をぶつけて、お願いするしかないのである。相手が会いたいと思うまで、努力をするしかないのだ。

例えば、メールではなく、電話でお願いしてみよう。不在だったらメモを置いてもらおう。メールでも「ただ今お電話したのですが・・・」という旨を送っておこう。場合によっては手紙も効果的だ(近場なら翌日に着く)。

相手も伝言メモが何枚か貯まれば、電話に出てくれるかもしれない。返事メールをくれるかもしれない。そしたら「5分で結構です」とお願いしてみよう。もちろん、時間も場所も相手に合わせるしかない。

そんな気概で、じっくり待てば、いつかはず会うことはできるはずだ(相手から嫌われない限り)。一回でもお会いできて、意気投合できたら、次からは会いやすくなるだろう。会ってどんどん相手の企業を理解しよう。同時に君自身も知ってもらえば良い。その回数が、君の内定率を限りなく100%へと近づけていくのだ。


※次のページで、自分の足で得た情報こそ、就職活動の成否を決める!ことを学ぶ!
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