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自宅をジェルネイルのサロンに(2ページ目)

自宅でジェルネイルサロンを営む岡本さん。スクールを卒業後、知人を介して評判が広まり、今では地域の人気サロンとなっています。スタートしたきっかけとは?

宮田 志保

執筆者:宮田 志保

テレワーク・在宅ワークガイド

趣味で始めた勉強が、いつしか仕事に

ジェルネイル道具
道具はプロ仕様。資格がないと購入できません
実は、岡本さんは学校に通っていた頃は、全くこれを仕事にしようとかは考えておらず、自分と友達に施術することしかイメージしていなかったとのことだそうです。

学校を卒業し、友達とネットや雑誌などでジェルネイルのデザイン紹介を見ながら、どれがいいか話しているうちに、「もっと自分のオリジナルなデザインをつくってみたい、もっと完璧な仕上がりを目指したい」と思うようになってきました。
それならば仕事としてプロとして施術をすることで、甘えを払拭しようと決意しました。

自宅サロンのメリット・デメリット

リビング
リビングダイニングを施術スペースに
ジェルネイルを仕事にしようと考えた時、どこかに働きに出る事は考えたこともなく、最初から自宅をサロンにスタートしようと思っていました。実際スタートして一年、良い点悪い点がそれぞれ見えてきたそう。

良い点はもちろん時間の融通がきくこと、通勤の時間が不要なこと、子供がいる時間帯でもお客様に来て頂けること。
悪い点はついつい低い値段設定をしてしまうこと、初めて来られるお客様だと自宅にあがってもらうことに多少の緊張があること。

今は月に6名~8名くらいが施術に来ていますが、卒業式、入学式のシーズンは予約がびっしりと入り、かなり忙しいそうです。また雑誌などでネイル特集が組まれる初夏の頃は、一気に予約が増えるとのことでした。

主婦にもっとリラックスしてもらえる空間に

岡本さんのサロンに来るお客様の大半は主婦です。岡本さんは、「自分のためだけに時間やお金をかける機会が少ない主婦にこそ、指先をきれいに整えることでゆとりを感じて欲しい」と考えています。

「この間、11歳になる息子が『お母さんの爪かわいい!』と、言ってくれたんです。いつも忙しく余裕がない私を見てきたので、きれいになった爪を眺めて楽しそうにしている私を見て本当に嬉しかったようです」と、話してくれたお客様。岡本さんが目指すのは、まさにここ。だからこそ、主婦が月に二度通っても苦しくない料金を設定してるのだとか。

今後は、経営規模を大きくするのではなく、自宅サロンの利点を活かし、忙しい主婦が「自分のためだけに使う時間」という意味を大切にし、さらにリラックスできるような空間をつくっていきたいとのことでした。

主婦でもある自分の爪を眺めながら、大きなため息をついてしまった私。今度はお客としてお邪魔させて頂きます。
※岡本さんのサロンは紹介形式をとっているため、現在、一般受付を行なっておりません。


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