取り柄がないけど、仕事を始めたい
全く取り柄のない人なんていないはず。自分のこと、もっと発見してみましょう。
という内容があります。
質問はせずとも、今、この記事を読みながら、心の中でそう思っている方も多いのではないでしょうか。今回のテーマは、「取り柄のない人の仕事のみつけ方」。ここまで読んで「取り柄がないなんて失礼だな!」と思われた方、そう感じたあなたは既に取り柄があるので読まなくても大丈夫。「私のことかな? どうしたらいいのか知りたいな」と思われた方、ぜひ一緒に考えていきましょう。
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「何の取り柄もない人に仕事はないよ」
私が「取り柄のない人のための在宅ワーク探し」について記事を書こうと思う、と元同僚だった広告営業マンに話したところ、返ってきた言葉は、「何の取り柄もない人に仕事はないよ。第一、こっちが苦労してとってきた大切な仕事を、何のために『お金』まで渡して、何の取り柄もない人にお願いしないといけないの? SOHOに仕事を依頼するのは、その道のプロだと思っているから。その辺りの認識がなさ過ぎなのでは?」
という厳しい意見でした。確かに私もそう思います。でも、それを言ってしまうと、全てが終わってしまいます。では、どうしたらいいか。
取り柄がない人には仕事がない
取り柄がある人には仕事がある
取り柄を発見すれば、仕事も発見できる…?
というなんだかパズルような答えを考えてみました。さあ、順をおって考えてみましょう。
「取り柄」って何だろう
謙虚なのは日本人の美徳⁉ でも、面接では積極的に自己アピールをすることが大切。
「あなたの取り柄はなんですか?」と聞かれると、何となく答えにくいのですが、「あなたの長所はなんですか?」と聞かれると、「そうですね~、明るいことでしょうか」と何かしら自分の良い部分を思い付くことができると思います。これはちょっとした見方の違いから生まれたものですよね。
■事例
フリーとして仕事を始めたいA子さんが、DTPオペレーター業務の面接にきました。A子さんは、3月からSOHOを目指し、広告代理店を辞めました。前職では、事務の他に簡単な作業も手伝っていたので、ソフトにも慣れています。ただし個人での受注はまだありません。
●Aパターン
「よろしくお願いします。まだ、フリーでの仕事の経験がないのですが、個人として始めたいと思い応募しました。経験があるといっても初心者同然なので、一生懸命勉強させていただきます」
●Bパターン
「これまでは小さな広告代理店の事務をやっていました。事務といってもIllustratorやPhotoshopを使って仕事を手伝うこともありソフトには慣れています。また電話応対や、文書の作成も担当しておりました。よろしくお願いします」
この2つのパターン、同じ人物の答えなのに全く違うと感じませんか? どちらに仕事をお願いしたいかは一目瞭然ですよね。
それでは、面接や仕事を探す時に注意するポイントをまとめてみましょう。
面接や仕事を探す時に注意するポイント
1.出し惜しみをしない採用面接というのは、ある意味「一期一会」。正社員面接であれば、ゆっくり時間をとってくれるケースもありますが、外注としてお願いするSOHOについて何度も時間をかけて面接というケースは少ないようです。実力主義ですから、面接がないことも多くあります。面接や仕事の説明会では、ぜひ積極的に自己アピールをしましょう。このチャンスを逃せば、二度と会うことができない場合もあるのです。自分の良いところを全て紙に書き出し、クライアントにとって、自分は必要な人間かどうか考えてみましょう。
2.仕事を依頼する側の欲しい人物像になる
面接や、仕事を受けたい時は、まずクライアントとなる相手の研究をしましょう。インターネットにホームページがあるのであれば、事前にチェックしたり、社名を検索してみることも大切。この作業を行っていれば、悪徳企業に騙されることも少ないのです。まず、相手の事を知り「どんな人材を求めているのか」を自分なりに考え、相手が仕事をお願いしたいSOHOになりきってみましょう。それに基づいて資料や受け答えの準備をすると効果的です。
3.余計なことを言わない
一言余計な人がいます。あくまでも自分は面接にきたのだという立場を忘れないで下さい。余計なことというのは、「家族の話」「相手の会社の話」「自慢話」などです。自慢話と、過去の経歴は異なります。特に注意したいのが、相手の会社の噂話を言ったり、「オフィスに観葉植物を置いたらいいですね」など、自分の立場をわきまえずに話し出す人。お子さんの話も聞かれもしないのに話す必要はないと思います。
以上の3点に注意し、仕事の案件に応募する前に、まず自分自身の「整理」を行ってみましょう。採用ポイントを無視し、ガムシャラに応募しても結果は見えています。
取り柄のない人の仕事の探し方とは、まず自分をよく見直し、長所を確認してから応募にのぞむことなのではないでしょうか。どんな人にも必ず良いところはあります。向上的に、隠れた自分を発見し活かして下さい。きっと仕事も後からついてくると思いますよ!
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