コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

コンサルタント入社後最初のハードルとは?(3ページ目)

大学を卒業したコンサルタントが入社して、最初のハードルとは何か?経営知識?IT知識?会議の運営?いえそうではありません・・・じつはもっと手前に、簡単そうに見えて実は難しいハードルがあるのです。

執筆者:大石 哲之

コンサルタントはプロの世界

コンサルタントはプロの世界です。育成してもらうという気持ちでいると痛い目にあいます。

1年目でもプロはプロ。

自分がプロジェクトに貢献できる部分を探して、何らかの価値を出していく必要があります。

プロ野球選手を考えてみてください。
ドラフトされたルーキーといっても、ずっと投球練習や素振りをしていればいいわけではありません。
最初は敗戦処理で投げるピッチャーでもいいので、何らかの形でチームに貢献することが求められます。

コンサルタントも同様です。新人だからといって何もしないで勉強だけしていけばいいわけではなく、何らかの形でプロジェクト、クライアントに貢献することが求められます。

その最低限のポイント、それが議事録だといえましょう。

議事録さえ書けない新人は、プロとしては失格です。あっという間に出番がなくなるということだともいえます。

プロになるための学生時代の準備は?

では、以上を踏まえて学生時代には何を準備しておけばいいのでしょうか。

大学時代のレポートや論文といったものをしっかりとやって、基礎を作っておくということが大事です。大学時代のレポートを馬鹿にしてはいけません。地味な能力ですが、実は一番の基礎となるのです。

役に立たないうわべだけの経営理論を下手に学ぶよりも、経営も何も知らなくていいから、ちゃんとした文章が書ける能力を学ぶ。

そちらのほうが役に立ちます。地味な能力ほど長期にわたって、仕事の下支えをしてくれます。

結果、他の能力を上げる手伝いにもなりますし、他のコンサルタントに認められる要因となるのです。
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