コンサルタントで働く/コンサルタントの転職ノウハウ

コンサルタントの志望動機の書き方 2(2ページ目)

コンサル志望動機を書く際の3つのポイント。前回に引き続き、最重要ポイントを解説いたします。

執筆者:大石 哲之

どういうコンサルをしたいのか?

コンサル志望動機に含めたい2つめのポイントは、(2)コンサルタントになった場合、どういうコンサルをしたいのかを含めるです。

コンサルタントになりたい、コンサルティングがしたい、という人は多いです。じゃあ、どういうコンサルをしたいの?と聞くと、「うっ」となったり、「経営に近いコンサル」といった抽象的なものしか出てこない人がいます。これではまずいです。では、どういう答えがよくて、どういうものが駄目なのか?

<理解してないと思われるコンサルタント像>
・戦略の仕事はしてないファームなのに・・
「どこに進出するかといった会社の方向性を決めるような戦略的な仕事がしたい・・」

これは確実にNGです。というのも2重に駄目だからです。ひとつは、志望している会社の業務が分かってないと思われるから。そのファームが、その手の戦略の仕事がメインではなく業務改革が主流であったとしたら、こう思われます。

「うちはその仕事はメインではないんだが・・・もっと会社研究してから受けにきてくれよ・・・」

<<やりたい仕事が、自社の業務とマッチしているか>>

これを外すと、まったく駄目です。書類審査する人は、この点が外れていないかを、まずは見ています。

2重に駄目といったものの2点目は、夢想に見えるからです。その会社で戦略の仕事もやっているとしても、いきなり戦略を描く仕事はできないでしょう。戦略の仕事は憧れかもしれませんが、志望者のスキルがそれにマッチしていればいいですが、スキルも無いのに、できない仕事を望まれるとなると、夢想家とおもわれても仕方がないでしょう。さらに、定着性も疑われます。

「最初は地味な作業や、ITに関わることも多くなるが、それに耐えられないのではないか?」
「直ぐに理想の仕事を求めようとして、ギャップを感じたら不満がでたり、辞めたりするのではないか?」

というところにも考えが及びます。人事の方にとって、定着性というのは非常に大きなファクターです。それに不安がみられるような言動が入っているというのは、大きなマイナスになります。

さらに、駄目はつづきます・・(次ページ)
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