MRの面接は簡潔なコミュニケーション能力が問われる
MRがドクターと面談できる時間は短く、場合によっては病院の廊下を歩きながら1~2分しか時間がとれないことも。そのため、伝えたい内容を簡潔にわかりやすく説明できるスキルが不可欠です。MR未経験者にとっては面接で評価される重要なポイントです。仕事内容をわかりやすく説明する
MR未経験者の場合、自己紹介の後に最初に聞かれるのがこれまでの仕事内容です。わかりやすい説明ができないと、コミュニケーションスキルに関して良い評価は期待できません。自動車や住宅の営業など一般に仕事内容がイメージしやすい業界の場合は説明も比較的容易ですが、たとえば産業用設備の営業など一般に馴染みのない業界の場合は、簡潔にわかりやすく説明するためには準備が必要です。具体的には次のような点を簡潔にまとめておきます。- 取り扱う製品の用途
- 商談相手はどのような企業のどういう立場の人か
- 新規開拓と既存顧客の比率
- 売上やシェアでの自社の業界順位
- 典型的な営業活動プロセス
- 商談成功のキーポイント(価格、提案力、アフターフォロー体制、など)
- 自分の売上目標と実績
質問には最初に結論を述べる習慣を
面接のほとんどの時間は、面接官の質問に答える形になります。コミュニケーションスキルに対する良い評価を得るためには、質問に対する答え方が重要になります。心がけるのは「最初に結論を述べ、その後に簡潔な説明を加える」という話し方です。面接官は、より詳しく聞きたい点があればさらに絞り込んだ質問をしていきますので、そこでまた結論を述べて簡潔な説明を加えます。このようなやりとりによって面接官は、関心を持った点に焦点を絞って気持ちよく面接を進めることができますので、自ずとコミュニケーションスキルの評価も高まります。答え方は面接の場で急に実践するのは難しく、日頃から話し方を習慣づけておくことが必要です。