通勤時に座れる、
深夜帰宅も可能な途中始発駅
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このエリアでは成増までバス利用、その後電車利用で通勤という人も多い |
さて、成増にお住まいの都心通勤者の方々に住み心地を伺うと、必ずといっていいほど、挙がるのは通勤の便利さです。成増からは東武東上線の始発電車が出ており、平日朝の8時台、9時台には10分に1本は始発。少し待てば必ず座れるというわけです。また、終電は0時45分池袋発の成増行きですから、かなり遅くまで電車で帰れる街でもあります。21時台以降は成増止まりの電車もあるので、乗り過ごしにくいのもポイントかもしれません。
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都心から成増だけでなく、成増から郊外の住宅街への深夜バスも運行されている |
さらに、池袋駅からは、さらに遅い池袋深夜1時20分発の深夜バスもありますが、飲んで遅くなるならいざ知らず、そんな時間まで仕事できるから成増を選ぶというのは無しにしていただきたいものです。
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スナックのほか、パチンコ店も目につく業種 |
もうひとつ、成増で夜遅いのが、スナック。交通が便利で人が集まるせいか、川越街道を渡った辺りにはなぜか、昭和を思わせるようなスナックがけっこう残っているのです。また、それほど目立ちませんが、風俗営業も数店あります。その他、夜が遅いといえば、駅ビル内にある東武ストアが24時間営業。それ以外はチェーンの飲食店を除けば、さほど遅い店はなく、夜遊び向きとは言いにくいようです。
コンスタントに大小さまざまの
新築マンションが供給されてきた街
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大規模な新築マンション、賃貸のファミリー向け、一戸建てそして駐車場と土地は様々に利用されている |
さて、住宅街を歩いてみると、実に多種多様な住宅があります。賃貸では古い単身者向きの木造アパートから新しいファミリータイプのマンションまでありますし、分譲も100戸、200戸を越すような大規模マンションから50戸以下の規模まであり、一戸建ても少なくないという状況なのです。といっても、一度に何棟ものマンションや複数棟が並ぶ一戸建て現場が出るというわけではないので、条件に合う物件を探すためには、多少時間をかけたほうが良いかもしれません。ただ、足回りの向上に合わせて、物件のグレードもアップしているようで、そのあたりが気になるところ。今後、景気が回復すれば、地価の上昇以上にマンション価格は上がるかもしれません。
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川越街道は和光市に向かって坂を下る。下りきったところに白子川が流れており、それが板橋区と和光市の境になっている |
また、ひとつ、覚えておいていただきたいのは、成増駅からの徒歩圏、バス便圏には板橋区だけでなく、練馬区や埼玉県和光市も含まれるということ。一戸建てで比べてみると、埼玉県内は板橋区内、練馬区内に比べると少なくとも1割程度は安くなるようで、価格を抑えたい人にはこの手はありかもしれません。ただ、住宅価格は安くなったとしても、自治体のサービスで考えると必ず安くなるとは言えませんので、そのあたりは厳密に比較した上で選んでください。
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川越街道沿いにはすでにマンション、オフィスビルが建ち並んでいる |
さて、以下簡単に価格の目安を。まず、新築マンションは駅からの距離、物件の規模、グレードなどで大きな差があります。同じ70m
2前後の3LDKでも3000万円前後から4000万円超までといった具合。今後、その差はより大きくなると思われます。次に中古マンション。こちらは60m
2前後で2000万円~。10m
2広くなるごとに300~400万円くらいずつ高くなるようです。
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一般的な建売住宅の場合、土地面積はこの半分くらいが多い |
一戸建ての価格にもかなりの幅がありますが、新築だと3000万円後半から4000万円、5000万円台くらいまでが一般的。予算によってはマンションと一戸建て、どちらも選べる状況です。中古も同様に築30年超で1000万円前後といった格安物件から、1億円近い土地面積200m
2の5LDKの広い庭付きまでご予算次第です。
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古くから開発されてきただけに、賃貸は新旧の物件が混在している |
賃貸ではワンルームで5~6万円、2DKマンションで9万円~、同アパートで7万円~というところ。成増では2DK以上のマンション、アパートの価格差が2万円前後と、比較的大きいので、部屋探しをするときには、どちらの物件種別で探すのかを必ず明確にしておきましょう。
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成増では親子連れ以外に小中学生の姿も目立った |
成増を歩くと、子どもを連れたお母さんやファミリーの姿が目につきます。子どもには大きな公園や公共施設等が充実していること、お父さんには通勤が便利なこと、お母さんには買い物が便利なことなど、この街には家族それぞれにうれしいポイントがありますから、ファミリーが多いのは当然なのかもしれません。