デイルズフォード・オーガニックのレストラン
左上から時計回りに、パンの盛り合わせとオーガニックチキンのグリル、 オーガニック短角牛のカッテージパイ、坊ちゃん南瓜のロースト、赤玉ねぎとム ング豆のサラダ、スティッフィー・タフィング(なつめやしのスイーツ)
デイルズフォード・オーガニック2Fのレストランでは、オー・ミラドー、レ・クレアシオン・ド・ナリサワを経てヘッドシェフに就任した掛川哲司さんを始めとする料理人が腕をふるいます。扱う食材は、生産者は日本に一ヵ所のみ、という希少なオーガニックのチキンやビーフ、旬の有機農産物。その美味しさを最大限に引き出すのです。添えるのは、やはりシンプルな味わいのパンがいいですね。
ウェルシュ・ラビット
ウェルシュ・ラビットとチャツネ(試食用サイズ)
パンの料理でガイドが試食したイチオシのメニューは「ウェルシュ・ラビット」。イギリスはウェールズ地方のチーズトーストで、おろしたチェダーチーズ、ストロングマスタード、リーペリンソース、小麦粉、卵などを混ぜたものをカンパーニュに塗ってトーストしています。これにチャツネ(オーガニックレッドオニオン&アップル)をつけて食べるのがおすすめなのだそうです。このチャツネがナチュラルでほっとする味わい。レーズン、ショウガ、マスタード、シナモンなど(すべて有機)も入っていて、冷製の肉料理にも合わせられます。
パンの食事を楽しく演出する食材
左上から時計回りに、マーマレード、マヨネーズ、カフェコーナー、デリカテッセン
チャツネやソースなどの食品は1Fのグロサリーで買うことができます。
イギリス直輸入のオーガニック食品を始め、日本の野菜やフルーツなども販売されています。こだわりのマヨネーズやジャム、マーマレード、フルーツジュースなど、シンプルな容器に入って見た目も美しい。パンの朝食を楽しく演出してくれそうなものが揃っています。
日本のオーガニックムーブメントのきっかけとして
料理やパンにおいて、オーガニック素材を使っているからおいしい、ということはないと思います。ただ、おいしいものを追求あるいは追究していったらオーガニックに行き着いたという料理人や菓子職人、パン職人の言葉を何度も耳にします。イギリス本国のデイルズフォードは2年連続ミシュランを獲得、Best Organic Restaurant of the Yearなど、30もの食の賞の受賞実績を持つブランド。オーガニックムーブメントが初期段階にある日本での、これからの展開に注目したいと思います。
※こちらのお店は2015年9月末、閉店しました。
デイルズフォード・オーガニック青山店
「デイルズフォード・オーガニック青山店」
渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山1F・2F
電話03-3486-0080
1F カフェ・ベーカリー
9時~21時(グロサリー11時~)
2F レストラン ランチ 11時~14時
カフェ 14時~17時
ディナー 18時~22時(L.O21時)
東京メトロ表参道駅徒歩4分
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