Blu-ray以外でHD動画が楽しめる方法を掻い摘んで説明した。
PSSのビデオレンタルは操作性はいいのだがラインアップや中身に不満がある。
「高画質で楽しみたい」という欲求に対しては中途半端なサービスと言えるかも知れない。どこかでインフラ整備の償却を終えて低価格で頑張ってくれれば、サービスの質と価格の折り合いが付いてくるだろう。
DMMはラインアップは心強いが操作性に難がある。
ダウンロードしたタイトルはBlu-ray用のエリアに保存されるため、DMMのクライアントBlu-rayを再生しないと観ることが出来ない。
ここまで解説しておいてアレだが、現状ではBlu-rayのパッケージが最も優れた視聴環境と言わざるを得ない。
例えばDMMやDISCASなどのネットを利用したレンタルサービスなら在宅でBlu-rayも借りれるし、ここのところ普及価格帯のBlu-rayが各社からかなり販売されている。2,500円のタイトルが値引き販売され、しかも2枚買うと1枚サービスなど、DVDの普及期における販売手法を彷彿とさせるサービスも多い。
やはりパッケージならではの、容量を潤沢に使用した作りは格別だ。
ノイズが出そうなシーンでは圧縮率を低めたり、ロスレスと言われる迫力のある音声がオリジナル・吹き替え共に採用されていたり、長時間に及ぶ映像特典が収録されていたり。
ほんとうに気に入った作品は購入し、極力高画質を楽しみたければパッケージをレンタルし、家で気軽に観たい時にはオンラインレンタルを利用する。
そういった棲み分けを意識したとき、真にサービスとして成熟したオンラインレンタルが必要とされるように思う。
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