PS3、パソコン化への前準備

 
Yellow Dog Linuxのログイン画面。準備さえできていれば、この画面はそう遠くない。
前回の内容

○HDD換装後のパーティーション設定
○USBマウス、USBキーボードの準備

が出来ていれば、あと少しでPS3がLinuxパソコンになる。

■関連ガイド記事:PS3をパソコンっぽく使ってみた。

さて、大事なのは「PS3をLinuxパソコンとして使うメリット」だが、いろんな意味で使いやすいパソコンとは呼べない。

まずLinuxそのものが初心者に優しいOSではないということ。
インストールから実際に活用するまで、Linux初心者にはなかなか辛い設定が待っている。
また、PS3はそれほどパソコンに適した構成になっていないので動作が快適とは言いづらいということである。
簡単にあげても「メモリが256MBしかない」「GPU(Graphics Processing Unit)が使えない(Linux用に使用できないようにされている)」という理由で、動作としてはややもっさりとしたものになる。

だがそれでも使ってみたいという人はいるだろう。
リビングに置くパソコン代わりにしたい人。
この機会にLinuxを使いこなしてみたい人。
そんな読者もいると信じて、PS3にLinuxをインストールしてみよう。

Linuxって難しいの?

 
ブートローダ以降の起動プロセスはMS-DOSからWindosを起動するのに近い(気がする)。
詳しい解説は省くが、Linuxとはオープンソースのオペレーティングシステムである。
基本的に無料で使えるものだが、さまざまな機能を使いやすくパッケージしたディストリビューションというものが有償無償で配布されている。

ユーザーは気に入ったディストリビューションを選択してインストールするわけだが、PS3に対応したディストリビューションはわりとある。ざっと挙げるだけでも…

○Fedora Core
○Yellow Dog Linux
○Momonga Linux

などである。

今回はYellow Dog Linux(以下YDL)のインストールを試した。
これを選んだ理由は「インストールが一番手軽」だからである。ただしインストール直後の状態では日本語表示が完全ではない。
インターネット上ではFedora Coreの方が参照できるドキュメントも多く、そちらの方が便利かもしれない。
各ディストリビューションのインストールは下記のサイトに詳しい。

PS3 Linuxを年末年始にとりあえず動かしてみたい人向けインストールガイド - ZDNet Japan

メインページ - PS3 Linux Information Site / Cell/B.E.のパワーを体験しよう

【Linuxウォッチ】第31回 PLAYSTATION 3 Linuxの可能性を探る:ITpro

筆者はとりあえずYDLのイメージファイルをダウンロードし、DVD-Rに書き込んで用意した。
一点だけ注意してほしいのは、イメージファイルをデータとして書き込んでも認識されないということ。書き込みソフトの設定に注意してほしい。