今回は、少し視点を変えて、それぞれの街の平均的な家計の状況です。お金の消費傾向や貯蓄への考え方など、住むところによって違ってくるもの。自分のライフスタイルにあった街で暮らすのが、一番快適なことですよね。 ちょっと気になる京都・大阪・神戸のご家庭のお財布の中身をご紹介します。 (データは、「大都市比較統計年表(平成15年)」より抜粋)
収入のトップは京都
お財布事情は、各家庭によてまちまち。とはいっても、地域性の特質はあるもの。 |
下の表には載せませんでしたが、京都市が多いのは「世帯主の配偶者の収入」が、ずば抜けて高くなっています。家業などでお商売をされている方が多いからでしょうか?女性もしっかり働いている様子がうかがえます。
収入総額(円) | 可処分所得(円) | 黒字率(%) | 平均貯蓄率(%) | エンゲル係数(%) | |
京都 | 964,710 | 430,467 | 28 | 20 | 27 |
大阪 | 832,246 | 364,089 | 18 | 7 | 24 |
神戸 | 957,102 | 404,916 | 20 | 11 | 25 |
また、同じように可処分所得(税金などがひかれた後の実際に使えるお金)も、京都・神戸・大阪の順になっていますね。また、黒字率を見てみると、こちらも京都が断然トップ。貯蓄率も同様。エンゲル係数を見ても、またまた京都が一番! 京都の家庭は、収入も多く貯蓄もしっかり、食べるものにもお金をかけて……。 一番実りがある生活パターンですね。
お金を一番使っている神戸
次に、実際にどのようにお金を使っているのかを見てみましょう。 まずは、支出のおおまかな内訳を見てみましょう。実際に使っているお金(実支出)を見てみると、今度は神戸市がトップ。京都市は、神戸市よりかなり控え目ですね。ここでも京都の堅実ぶりがうかがえます。支出総額 | 実支出 | 実支出以外 | 繰越金 | |
京都 | 964,710 | 389,722 | 477,018 | 97,970 |
大阪 | 832,246 | 359,329 | 385,030 | 87,887 |
神戸 | 957,102 | 402,264 | 463,550 | 91,289 |
では、実際にどのようなことにお金を使っているのでしょうか?
まずは、次のページでは、食費の内訳などを3都市で比較してみたいと思います。