ベビーカー/ベビーカーの選び方

安全基準と規格について(4ページ目)

ベビーカーや自転車、ヘルメットなどの育児用品には欠かせない安全基準マーク。輸入品が増えるに従い、その種類も増え混乱している方も多いと思います。育児用品をとりまく、日本と欧州の安全基準と保険について解説します。

遠藤 まさ子

執筆者:遠藤 まさ子

子育てグッズガイド

GSマーク

GSマーク

ドイツの機器安全法に基づき、製造工場の品質管理体制も厳しく問われている。上図はGSの規格に基づき、TÜVが認証したという意味のマーク

法的に義務付けられてはいませんが、ドイツの「機器安全法」に基づいた検査に合格した製品に付与されるマークです。認証を行なうのは、ドイツ政府がGS認証機関として認定した機関。GSマーク認証には製造工場の品質管理体制も問われ、認証後も1~2年に一度の定期的な検査が義務づけられています。

この検査では認証を受けた製品が忠実に再現、生産されているかもチェックされ、品質管理工程、製造環境、試験・測定機器の保守などが対象となっています。


TÜV

ドイツの技術検査協会が行なう安全や品質に関する認証、およびその民間検査機関のこと。世界のあらゆる規格に対応した試験が行なわれ、DIN(ドイツ連邦規格)、CE、ISO規格など多岐に渡り、CEマーキングに際しては公認機関として許可されています。

ただし、TÜV自体は規格の発行を行なっていないため、TÜVの認証が得られた場合には「CEとTÜV」など複数のマークが貼付されることになります。各国の安全基準や規格に対して、どれだけ厳格に準じているか、また高い生産管理体制を持っているかの目安として、非常に信頼性の高いマークです。

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