まずは浸水実績を調査
洪水などは大量の雨量が川を流れ氾濫した場合に起こります。そのとき、洪水による被害が出るエリアと出ないエリアにわかれますが、その差は川との位置関係。川との距離はもちろん地形に大きく影響されます。つまり、水害は起こりやすい地域と起こりにくい地域がわけられ、すでにわかっているということですね。洪水などの被害にあいやすい地域かどうかを見わけるためには、まず過去の被害の様子を調べましょう。市役所などに行けば、浸水実績図などが用意されています。過去の洪水の被害などが把握できれば、どの位の頻度で洪水が発生し、どのエリアが被害にあっているかがわかりますね。
大和川浸水実績。広範囲で浸水していることがよくわかる。 |
大和川のように浸水実績をインターネットで公表しているところは少ないですが、自治体の窓口に行けば閲覧できるようになっています。土木課などの関連窓口で問い合わせてみてください。
浸水想定図で危険度をチェック
過去の被害をチェックした後は、被害予想もチェックしましょう。国土交通省などから指定された河川は、浸水想定図が公表されています。その内容は、100年~200年に1回程度起こる大雨を想定して、洪水氾濫シミュレーションを行った結果だとか。大災害級の豪雨時に浸水の危険がある地域が地図で示されています。「国土交通省 近畿地方整備局 淀川河川事務所」のホームページでは、淀川の氾濫イメージや最大浸水区域図が詳細に記されています。特に淀川洪水氾濫シミュレーションでは、JR大阪駅、京阪守口市駅、高槻市役所などがどのように浸水していくかの氾濫状況を時間ごとに写真で見ることができます。なんと、JR大阪駅は約1時間で氾濫水が到達し、最大で2.9m程度まで浸水するとか!駅周辺は完全に水没してしまった様子が見れますよ。
【浸水想定図】
・淀川
・大和川
・木津川
・瀬田川
・野洲川
・草津川
・加古川
次のページでは、イザという時のためのお役立ち情報をご紹介しましょう!