観光客への犯罪4 ニセ警察官強盗
観光中の旅行者に対してニセ警察官が「身分証明書を見せてください」と言い、「現在偽造紙幣取り締まりを行っていますので、財布を見せて頂けますか」とか「本人確認のためにカードの暗証番号を言ってください」といった方法で暗証番号を聞き出し、その後本人が全く気付かないうちに財布からカードや現金が抜き取る、という事件が起きています。いざとなったら、この車に助けを求めて
観光客への犯罪5 絨毯詐欺
特にイスタンブールのスルタンアフメット地区で多く見られるのが、この絨毯詐欺。最近では取り締まりが厳しくなり減ってきたものの、この地区には昔から多くの絨毯屋の客引きがおり、あの手この手で旅行者の気を引こうと話しかけてきます。パターンとしては、「自分には日本人の友達がいる」「日本語を勉強しているので、日本人の友達が欲しい」「観光地を案内してあげる」「自分は美術学科の学生で、絨毯やタイルの文様について学んでいる。働いているアトリエに来て私の作品を見てくれないか」などと言って声をかけてきます。いかにも純粋無垢な理由が多いため、断るのがためらわれるのですが、そこが彼らの狙い。これを断ると「私のこんな純粋・親切な気持ちをどうして踏みにじるのか」などと言いがかりをつけて来て、こちらの罪悪感を誘ってきます。
特徴は、とてもしつこい事、うまく行かないと逆切れする事(©haber7)
ここで彼らについて行ってしまうと、最終的にはそれほど価値のない絨毯やキリムを法外に高い価格で売りつけられたり、中には何か買わない限りお店の外に出してもらえないような雰囲気に囲まれてしまう場合があります。また、女性の場合にはここで性的被害を受けたという報告も出されていますから、まず彼らについていかない、店には入らない、というのが絶対的なルールだと思っておきましょう。
絨毯詐欺に関する詳細記事はこちら>>>トルコ観光地の絨毯トラブル
観光客への犯罪6 カード詐欺
いつカードを盗まれたのかも気づかないほど手口が巧妙
手口としては、キャッシュディスペンサーの使い方が分からずまごついている観光客に使い方を教える振りして暗証番号を盗み見、最終的にはカードも盗んで限度額いっぱいまで現金を引き出されるという方法。たいてい二人一組で、旅行者がそのうちの一人と話しているうちにもう一人が実行しているようです。
一番の対策は、旅行中キャッシュディスペンサーを使わなくて済むように準備していくこと、又はお金を引き出したい時には銀行の窓口で手続きを踏む、などです。やむを得ず機械を使ってお金を引き出す時には、周囲の人に気をつけることが重要です。
観光客への犯罪7 偽札
最近増えているのが偽札事件。主に観光地で待機しているタクシー運転手につかまされることが多いようです。外国人観光客から見ると、見慣れないトルコのお札が本物か偽物か、などなかなか見分けられないのが現状です。偽札をつかまされないためには、まずタキシムやエミノニュ、スルタンアフメットといった観光地からタクシーに乗らなず、このエリアではできる限り公共交通機関を使う、常に細かいお金を持っておき、お釣りをもらわないようにする、などの対策を取っておくことが大切です。年越しカウントダウン時のタキシム・ニシャンタシュ
毎年恒例イベントだけど、年々被害が大きくなっています