自分の身は自分で守る! トルコ旅行の犯罪対策
ついつい楽しい観光に夢中になりがちだけれども……
- トルコの全般的な治安についてはこちら>>>トルコの治安
- イスタンブールの観光地にありがちな犯罪についてはこちら>>>イスタンブールの治安
スリ・置き引き・ひったくり対策
カバンの口はしっかり閉めて!
- 道を歩く時は、カバンを車道と反対側に持つ
- カバンのチャックは閉めた時自分が見える側に向け、手を添えておく
ついつい、高い所に目がいってしまう時こそカバンに要注意
いきなり目の前で他人同士が口論を始めた場合も要注意。注意をそちらに引きつけておきつつ、別のメンバーがカバンから財布を盗むという手段が横行しています。何か注意力を奪われるようなことが起きたら、まずはカバンをしっかりつかむことが大切!
公共交通機関は混雑しがちでスリも多い
絨毯詐欺、暴力バー対策
これらの犯罪、どれも「ついうっかり信用してしまった」ために被害に遭うケースがほとんど。こうした詐欺犯罪のパターンを事前に理解しておき、「観光地で親しげに日本語や英語で話しかけてくる人は信用しない」のが鉄則です(残念ながら)。なぜなら、基本的だけど絶対的なことは、トルコ人は性格的に外国人を見ていきなり「友達になろう」と話しかけて来たりはしないからです。また、仮に本当に外国人の友達が欲しくて話しかけて来たとしても、一度こちらが断りの態度をはっきり見せれば、すぐに諦めてしつこくしないのも特徴(ジェントルマン精神はトルコで健在です)。つまり、イスタンブールのスルタンアフメット地区のような観光スポットで「友達になろう」とか、それに似た内容で声をかけて来て、断っても断っても諦めずにしつこくついてくるのは、裏に別の動機がある人間だと思っておくべきしょう。
また、勝手に親切にしてきて、その親切に対する感謝の気持ちを利用するのも彼らのやり方なので、勝手に押し付けて来た親切に対して恩を感じる必要は全くありません。
トルコの絨毯詐欺に関する詳細記事はこちらも>>>トルコ観光地の絨毯トラブル
ニセ警察官対策
警察官に話しかけられると、思わず緊張してしまい、何を言われても従いたくなってしまうもの。トルコでは警察官がIDカードの提示を求めることはよくありますが、観光客に「ニセ札の捜査をしているから財布を見せろ」とか「所持品を見せろ」ということはあまりありません。もし言われた場合には、その警察官に対して逆にIDカードを見せてもらうように言い、警察所やホテルのロビーなどであれば所持品を見せる、と言ってみるのも対策の一つです。カード詐欺対策
トルコのキャッシュディスペンサーは故障も多いので日本人旅行者には難易度が高いもの。できれば使わなくても済む方法で旅行するのがベターです。ただし、どうしても使わなければならない場合には、銀行が開いている時間帯(平日9~17時)に、銀行に併設された機械を使うのがお勧め。たいてい、近くに警備員がいるので、使い方が分からなければこの警備員に聞くこともできますし、問題が発生した時にもすぐ対処してもらえます。くれぐれも、他人にキャッシュディスペンサーの使い方を聞いてはいけません!
偽札対策
最近急増しているのが、この偽札事件。主に観光地で待機しているタクシー運転手につかまされることが多いようですが、外国人観光客から見て、トルコのお札が本物か偽物かを見分けるのはなかなか難しいのが現状です。対策として、いつも細かいお金を持つように心がける、できる限りお釣りをもらわなくて済むようにする、タキシムやエミノニュ、スルタンアフメットといった観光スポットではタクシーをつかまえず、できる限り公共交通機関を使うようにすること、などが大切です。
睡眠薬強盗対策
ちょっと前まで頻繁に起きていたのが睡眠薬強盗です。同じような観光客を装った外国人らしき人が親しげに近づいてくる→2-3日行動を共にして友情を深める→その後目の前で新しいクッキーの袋を出し、目の前でその袋を開封し、一つ目を自分が食べてから二つ目を勧められる→食べてから記憶がなく、気が付いたら身ぐるみはがされて道に放り出されていた…… というような話もあり、犯人は非常に用意周到。ただ、こうした睡眠薬強盗では寝ている間に暴行を受けていることもあり、冬はそのまま凍死してしまうリスクもありますから、かなり危険です。
できる対策としては、とにかく他人に勧められたものは絶対に口にしない、という一点に尽きます。